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ズべレフ&シナー 表彰式で見せた友情

※写真は全てWOWOWライブの
中継画面を撮影したものです

テニス推しのワタクシ
今季全豪オープンの期間中、ほとんどテレビにかじりつきで観戦し、noteでもたびたび書いてきた。
シングル女子の決勝は詳細に報告。もちろん、わたしのいち推し、1型糖尿のエースでもあるドイツのアレクサンダー(サーシャ)・ズべレフの決勝も報告するつもりがあったものの、残念ながら無念の敗退。
大会前から並々ならぬ準備をして絶好調だったズべレフの落胆ぶりは尋常ではなく、ファンだからこそ詳しくは書かずにおこう、ズべレフのインパクト写真だけあげとこうと、つぶやきだけに止めておいた。

ところが!
昨日、Facebookなどで涙するズべレフを慰めるシナーの動画が頻繁に流れた。AO公式サイトからの映像なんだから無理もない。
表彰式直前だろう。2人で並んで立つなかで片手で顔を隠して涙を流し始めてしまったズべレフを、見兼ねてシナーが正面から向き合い肩に手を置き何か言葉をかけている。
あぁ、美しい友情シーン。
泣き虫ズべレフ、涙がさらに止まらない、、、、、。

いまや男だって泣く時代。そもそも男だから、女だからというのがおかしいのだ!
ということは、わかっている。
わかっているけれども、テニスを、試合を見てもいない人たちに、泣いて、年下のシナーから慰められる泣き虫ズべレフばかり面白がられて(いや、エモいのでしょうが)シェアされ、拡散されるのは何とも無念。
それだけで終わらせたくなくなった。

ということで、写真で見る白熱の決勝戦の抜粋と表彰式です!

198センチのズべレフ
長身から繰り出す高速サーブが武器
今大会213キロの最速サーブ記録を出した3人のうちの1人です
イケメンだしねぇ 
これはちょっと怖いけど
大柄なのによく走る、俊敏に動く、手足が長いから遠くまで届く
シナーはさらに柔軟性が素晴らしく、ジュニア時代、スキーで鍛えたバランス感覚で、滑ってレシーブするのもお手のもの。ここがジョコビッチと並び称される所以
絶好調のシナーに比べるとズべレフの動きはちょこっとキレがなく見えちゃったけれど、、。負けるな、ズべレフ
あと1ショットが決まらない
ラケットにやつ当たりするズべレフ
普段こんなことしないのに、、
たとえラケットを振り上げても、叩きつける前に止めるのがズべレフなのに
この日はバッグの上に叩きつけた

バッグの上ってとこが可愛い
集中するとよくネックレスを噛んでいる
サーブを打つ前、ウェアの裾を左手で持ち上げてお腹をチラリと見せるのが癖
この日のシナーの集中力はとてつもなかった。
最後の最後、ボールの音がいきなり変わった。スパーンと鋭く澄んだ音になった。ボールがコートを一直線に切り裂いた。恐るべし、シナー

正直、ゲーム前はシナーの体力がもたなくなるまで引っ張れば勝てるんじゃないか、なーんてことも思った。体力はたぶんズべレフのほうが上。
だけど、最後までシナーは崩れなかった。集中していた。強かった。ほんとうに。

ビッグ4が次々に引退し、これまで立ちはだかってきた高い壁がなくなって、いよいよ自分たちの番かと思っていたところに若い世代からさらなる壁が現れた。
そんな絶望的な気持ちに、一瞬、ズべレフは陥ってしまったのだろうか

試合を終えて握手を交わすズべレフの目がどこか少しうつろに見えた
肩を落とすサーシャ
せめて1セット取りたかったね

これまでシナーと何度か戦ってきて、ズべレフの方が勝ちが多かったそうだ。たしか6-4くらいだったと思う。ただし、この一年は戦っていない。シナーがさらに覚醒したのは1年前の全豪からだ。

とてつもない速さで成長してきた若きシナー。とはいえズべレフだって4歳くらいしか違わない。

3年前になるのかな。全仏でナダル相手に足首に大怪我を負い、それがブレーキにはなったかもしれない。そこから半年以上かけて復帰して、なかなか調子の上がらない半年を過ごし、ようやく調子が出てきて、もう優勝しかないというところにきていた。
それだけに悔しさはひとしお。涙が止まらないのも無理はない。

泣いて慰められたのは、この前なのかな。泣いたシーンは別カメラの映像で、たぶん中継では流れなかった。

まだ、2人ともちょっと複雑な顔をしているよね
準優勝はプレートが手渡される。
グランドスラム準優勝は3回目
準優勝スピーチ。話そうとすると涙が出そうになるのか天を仰ぐ
話すうちにようやく笑顔も
シナーもホッとしたみたい
陣営席に向かって感謝
コーチは父のアレクサンダー・シニア、兄のミーシャ(正式にはミハイルかな?)
普段は淡々としていて決して表情を変えないお父さんが、大きく手を上げて拍手した。少し涙が光ったようにも見えた。ズべレフがどんなに頑張ったか、いちばん良く知っているからだよね
こちらはシナーのコーチ。目に涙が滲んでいた。この大会がコーチ契約の最後になるらしい。シナーは慰留したいとスピーチで言っていたけれど、どうなるんだろう。父親のような優しい視線だ
優勝トロフィー、立派だね
ヴィトン?(グッチ?)の革の立派なケースに入ってたぞ。オーストラリア中を回って戻ってきたそうだ。
いい大会でした!
素晴らしい試合でした

最後に、表彰式のズべレフのスピーチをどうぞ

表彰式でズべレフは「ここでこれ(優勝トロフィー)に触れられずに立っているのは本当に辛い」と話しながらも「君は優勝にふさわしい」とシナーを祝福した。

「まず最初に、ヤニック(シナー)におめでとうと言いたい。君は世界で最も優れた選手だと思う。今日はもっと競った試合にしたかったけど、君があまりにも強すぎたよ」

さらにズべレフは「彼らがいなければここに立っていなかった」とチームへの感謝を述べた後、観客に対してこう語った。

「観客のみんなにも感謝したい。この2週間本当に素晴らしかった。決勝まで僕を押し上げてくれた。正直言って、チャンスがあると思っていたけど、結局それは叶わなかった。でもいつかトロフィーを掲げられるように、これからも何度でも挑戦し続けるよ」

ズべレフ 四大大会3度目の準Vも「何度でも挑戦する」 (tennis365.net)

ふと思ったんだけどね。
これまでビッグ3は、フェデラー、ナダル、ジョコビッチだったけれど、新ビッグ3は、ズべレフ、アルカラス、シナーなんじゃね?

ナダルとアルカラスはスペイン人同士、シナーはジョコに似てるってジョコ自身が言ってる、ズべレフのテニスはフェデラーには似てないけど、泣き虫は一緒。人間性が似てるかも

なーんてね。推しの切なる願いです

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ぷれこ
まあまあ、こんな駄文にチップとは。俄然、やる気に拍車がかかります。一度書いてアップしたものでも実は何度も読み返し、読み返すたびに加筆、訂正、写真を挿入してみたりと絶えず変動しているものもございます。100%に近づけたくて悪戦苦闘しています。いただいたチップでホッと一息できそうな