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NO,6 東京にせっかく来たので。
東京に来る前に、
以前バンドの演奏を良く一緒に行っていた
バンドのギターの子がバンドを解散して
東京の大学に学生で行っている事を知っていた。
事前に連絡は入れていたが、宿泊するお金も余裕もないので
その子の家に3人で転がり込んだ。
なんとか、今晩の寝る場所する確保する事ができた。
明日の行動の相談と、久しぶりに会った友達との再会も一緒に
語り合って、夜を明かした。
友達に東京の有名なライブハウスの場所を
4~5か所くらい教えてもらい
明日はそこに売り込んでいこうという話になった。
朝ゆっくりと起きて、ライブハウスに向かうのだった。
ライブハウスに到着すると
中に人のいる気配。
こんにちは。
挨拶は大切である。すると中から声が。
何かようかな?
えーと、自分たちの曲を聴いてください。
えっ。ここはライブハウスだよ?
昨日のレコード会社に行った来た話を、驚きながら聞いている店長。
自分達が若かった事と、店長が音楽関係の仕事をしている事もあり、
突然アポなしで訪れた自分たちの話を快く聞いてくれた。
持ってきたデモテープ聞いてみようか?
デモテープもその場で聞いてくれる。
演奏できるの?
はいっ。楽器持ってきました。
じゃあ、演奏してよ。(今考えると、神対応だ)
5件程廻って、すべてのライブハウスで話を聞いてもらえて、
1件は演奏をさせてもらえた。
音楽関係の仕事をしているだけあり、
突然来た若手の夢を語る話を
ワンチャンあるかもねと優しく対応してくれた。
すごい神対応をしてくれている事を、今考えると感じる。
その当時の自分たちの気持ちは、恐ろしい自信を持っていたので、
大人の対応とは感じていなかったかもしれないが。
東京大冒険はここまで終了とした。
現実の名古屋に帰る。
このあと、どうなるのか?
名古屋に向かう車の中のでの、夢物語の話は止まらなかった。