人の宮に主星がないとき
紫微斗数で人の宮というと
兄弟宮(けいていきゅう)
夫妻宮(ふさいきゅう)
子女宮(しじょきゅう)
奴僕宮(ぬぼくきゅう)
遷移宮(せんいきゅう)
父母宮(ふぼきゅう)
があります。読んで字のごとく、の意味ではありますが兄弟宮はきょうだいだけではなく親友とか信頼できる人という意味もあります。奴僕は身近だけど特に連絡をとるような相手でもない人のこと。遷移宮は社会の中の他人のこと。それぞれの宮にはさらに深い意味はありますが、ここでは触れません。
奴僕宮と遷移宮以外は自分の家族、肉親をあらわしていますね。兄弟宮はきょうだい、夫妻宮は配偶者、子女宮は子ども、父母宮は両親です。
紫微斗数では、この宮に主星がないとその宮の人と縁が薄いとみます。肉親と縁が薄いというとなんだか寂しくなりますね。孤独な感じがします。
でも大丈夫。
私、家族や肉親を示す兄弟宮、夫妻宮、子女宮、父母宮に主星がありません。父母宮には副星に生年化忌がついていますから該当の宮の人とは余計に遠ざかりたいような気持ちになります。
きょうだいは嫌いではないけど、何年も会わなくても別に平気、子どもも嫌いではないけど、はっきり大切にしようと思ったのがすごく遅かったような気がします。
親としての自覚とか責任がなかなか持てなかった。ようやく、最近本当に大事にできているような気がします。
配偶者とは生活する上での相棒のような関係です。ただもうすぐ配偶者が定年となります。今後は夫婦の心のつながりということが試されると思います。
昔からきょうだいに対し、あまり情がもてなくて悩んだこともありました。仲良くなろうと思わない。なんでこんななんだろう、とずっと思っていました。子どもに対しても他のお母さんより今ひとつ淡白で、責任感が持てない感じがしていました。自分の紫微斗数の命盤をみて、なるほどなーと納得しました。
自分の命盤がわかると、自分でもわからなかったことがわかってきます。ああ、私はこういう人間なんだなとわかります。自分がわかれば、じゃ少し足りないところを意識して補おうかと思います。
意識して、気をつける。無理なく続けられる範囲で。そうしていくことで、大袈裟なようですが少しずつ運命が変わってくると思います。
自分の努力で命盤を良い方向に変えていく、紫微斗数はそういうお手伝いができる占いだと思います🍑