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福徳宮について…

 こんばんは。毎日暑い日が続きますね🌞

 さて、今回は福徳宮について、最近感じていることを書いてみたいと思います。この欽天四化紫微斗数を教えて下さる田中宏明先生は「12宮のなかで一番大事なのは福徳宮です」とブログで書かれています。

 福徳宮では 魂、精神、幸福感、陰徳、神明、結婚、などを主にみていきます。陰徳というのはご先祖様のお陰で今世、頂けるもの、享受できるものがあるということで、別名「祖父母の宮」ともいわれます。この福徳宮に生年四化があると、生まれながらに恵まれることとなりやすいのですが、生年化忌があると精神的に悩み多き人となります。しかし、たとえ生年化忌があったとしても、元々、精神世界の深い人といえるので哲学や宗教などを学ぶにはとてもふさわしいといえると思います。

 なぜ、福徳宮が大切なのか、福徳宮のよい人は人のために何かすることに対して幸福感を感じられます。そういう人って身近にいませんか?当たり前のように人のために動ける人。ちょっとした心使いのできる人。そういう人の周りにはよい空気感があるのではないでしょうか?自分もその人のために何かしようという気になりますよね。福徳宮のよい人は自分も他者も幸せになるための、よい循環が生まれやすいといえます。

 福徳宮は過去世の魂をみることができるので福徳宮がよければ、過去世でもよい行いをした方だといえますし、「祖父母の宮」ですから祖父母もよい行いをした人、陰徳を積んだ人とみることができます。なぜ福徳宮が大切なのか、なんとなくわかりますよね。この世に自分が生まれてきた、根本的なはじまりの宮といえるからでしょうね。

 自分が忘れている過去世が現れる宮、怖いような気がします。実際、福徳宮に離心力の自化がついていると悩み多き人となったり、自分の星(女性なら女性を表す星、男性なら男性を表す星)に生年化忌がつくと一つの考えに囚われやすく、思い詰めやすい方ともいえます。別名、自殺宮といわれるのはそういった意味があるからです。ただし、夫妻宮の三合宮なので、どの生年四化があってもほぼ結婚できる方だともいえます。
 一つの宮に様々な意味があり、紫微斗数は本当に奥が深いのです😊

 さて、生年四化は来因宮から発射されます。欽天四化紫微斗数はこの来因宮を重要視します。来因宮は「前世未了の因縁の宮」ということで、今世の頑張るべきことを指し示す、一番縁の深い宮、気を配るべき大切な宮です。この来因宮が福徳宮だったらどうでしょうか?家や仕事を手に入れる象意があれば、ご先祖のお陰でそれらを手に入れることができると観ます。享受するということです。
 ではご先祖様がよい行いをしていなかったり、過去世の自分が他者に対し、ひどい振る舞いをしていたらどうなるでしょう?福徳宮は過去世の自分の魂を表します。自分の魂がよくなければ、福徳宮は神明をみることから、本当の意味で修行を求められるような命盤になるかもしれません。
 
 先日、死刑が執行された、秋葉原で無差別殺傷事件を起こした加藤智大さんは来因宮が福徳宮でした。宮でみると、父母宮は破格、向かいの疾厄宮を苦しめます。疾厄宮も福徳宮と並び、身体や先祖の陰徳を表す、重要な宮です。
 最高裁判決は「嫌がらせをした者らに、その行為が重大な結果をもたらすことを知らしめる」ことが犯行動機だったと認定したそうです。そのような思考がこのような事件を生んでしまったのです。来因宮福徳宮がもたらすものは厳しいものもあるということです。

 もちろんどの宮がどのような状態であっても、鑑定の際にはその方がどうすればより幸せになって頂けるかを一番に考えて観させていただきたいと思い、絶賛勉強中なのです😆
 
 暑い日が続きますので、皆様水分をたくさん飲んで体調に気をつけましょう。
 今日もありがとうございました🌻

 

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