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「天気がよければ会いにゆきます」韓ドラ感想
原作は
イ・ドウ「天気が良ければ訪ねて行きます」
韓国ドラマの中では初めて原作も読みたいと思った作品です。
田舎で本屋を営むウンソプ(ソ・ガンジュン)は、冬の時期たまに祖母の家に来る同級生のヘウォン(パク・ミニョン)に長い間片思いしている。
ウンソプは、過去の出来事から柔らかい人当りのわりに、平穏を保つため孤独でいて他人を踏み込ませない雰囲気を持ってる。
この不幸ではない孤独感が心地いいのです。
そして町をあげての大同窓会が行われ、
高校時代のヘウォンを救ったオ・ヨンウ(キム・ヨンデ)の登場も嬉しい。
まぁミニョン、ガンジュン、ヨンデの高校生設定はかなり無理ありますけど(^_^;)
人が抱えるトラウマは生きてればいくつかあるけれど、物語のなかでだんだんと大きな出来事が明るみになる流れが素晴らしい。
○○だからかわいそう。○○だから大変だね。
○○だから幸せだね。○○だから感謝しろ。
自分の思い込みなのに自分自身や他人に、経験と称した呪いをかける時がありますね。
そんな時にウンソプが書くブログが秀逸。
ネタバレになりますが、、、、少し。
彼らの望みどおりに不幸がらなきゃいけないのか長らく考えていたけどそれは違った
僕が必ずしも不幸になる必要はない
今はもう過去の話しだけれど。
不幸な過去を抱えていても「今は幸せです」と押し付ける訳でもなく、だから「今もこんなに辛いんだ」と嘆くだけでもない。
ただ生きているだけで誰かを幸せにしている。
そんなメッセージを贈る作品です。
このドラマを観ると思い出すのが、
東伸児監督作「しゃぼん玉」
主人公が田舎に住む人に癒されるストーリーは万国共通なんでしょうね。
田舎の風景のなか、柔らかい朝陽のような陽射しと暖かみのある室内灯。
どちらの作品も映像が美しいです。
以上。