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旅先で新しい言葉に触れる

こんにちは。
だーはらです。

旅行に行った時、旅先で初めて知る言葉があります。
新しい土地で仕事を始めた時に、今まで知らなかった言葉が会話に出てくる事があります。

いわゆる『方言』と呼ばれるものですね。

今回は、そんな"方言"に関するお話です。

あとぜきしてください

私は数年前に熊本県を旅行した際、とある温泉施設に立ち寄りました。
その温泉施設には、屋内の大浴場と露天風呂がありました。
体を洗い、屋内の温泉で体を温めたあと、露天風呂に向かいました。

露天風呂へ続くドアにとある言葉が書いてあります。

あとぜきしてください

( ˊ̱˂˃ˋ̱ )?

"あとぜき"?( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

何をすれば良いの?( ˊ̱˂˃ˋ̱ )


シンプルに考えてみよう。

ここは大浴場。
タオル以外に身につけているものはない。
困った時のスマホも手元にない。
だがそんなに難しい要求ではないはず。

扉に貼ってあるということは、
"扉に関すること"
"露天風呂に関すること"
のどちらかのはず。

一般的なマナー以上を求められることはないはず。

裸のままでいつまでもドアの前に立っているわけにはいかないので、ドアを通過して露天風呂に向かいます。

トロトロで良い泉質。日頃のストレスが抜けていきます。

他人に迷惑をかけないようマナーを遵守して温泉を堪能し、露天風呂をでて扉を通過。

扉の外側にも
あとぜきしてください

どうやら扉に関する言葉のようです。

シャワーを軽く浴び、体を拭いて大浴場を出て更衣室へ。

更衣室で支度を済ませ、ロビーで水分補給をしながらスマホで"あとぜき"を検索してみることに。

"扉を閉めてください"

という意味のようです。

つまり
"開けたら閉める"
という一般的なマナーの事でした。

『あとぜき』って面白い言葉ですよね。
意味がわかれば簡単な事です。
一つ熊本の言葉を学んだ温泉でした。

つ。

2023年、佐賀県を旅行中にとある映画のポスターを見かけました。

』とはどういう意味なのか。

佐賀県や長崎県の方言で、"カサブタ"の事を""と呼ぶそうです。

怪我したあとを見た人に、
「""が出来てるね〜。」
という感じで使われるとの事。

いきなり言われたら、おそらく怪我した場所を二度見すると思います。

九州を訪れた際に、運悪く怪我してしまって、病院に行く事があれば、もしかしたら"つが〜"と言われるかもしれませんよ。

さいごに

私は旅行に行く際、"現地の言葉を知る"という事を楽しみにしています。

方言の一つ一つに、それぞれ成り立ちや歴史が存在します。
方言は、その土地の文化の一つと言えるのではないでしょうか。

カサブタを"つ"と言う理由も諸説あり、血(ち)の後にできるものだから"つ"というユニークな説もあります。

初めて聞く言葉に戸惑うこともありますが、そんな言葉に触れることも、その土地を旅行する一つの楽しみと考えてみてはいかがでしょうか。

今後旅行に行く際に、新しい楽しみがまた一つ増えますよ。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回も読んでくださいね。

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