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"何"を"お願い"してるの?

こんにちは。
診療放射線技師のだーはらです。

多くの仕事において『依頼を受けて遂行する』という業務が大半を占めているのではないでしょうか。

我々診療放射線技師においても、検査業務は"医師の指示のもと"行われています。
また、スタッフ同士でも、業務の引き継ぎや確認作業、補助などを依頼する事が多いです。

相手に業務を依頼する際によく使われるのが『お願いします』という言葉です。

そんな"お願いします"という言葉なのですが、最近、とても気になっている事があります。

それは、
お願いします
という言葉だけで"主語が抜けている"場合がとても多い事です。

日常業務の中で、漠然と「お願いします」と言ってその場を離れていませんか?
"お願いします"は"挨拶"ではありません。

『お願いします』とだけ言って書類を手渡す。
作業しながらこちらを向き、『お願いします』と助けを求める。

状況が共有できている間柄であれば、主語がなくても伝わることもあるでしょう。

しかし、
お願いします
という言葉には、"自分に対して何かを依頼している"という情報しかありません。

自分が何をしてほしいのか
明確な"主語"を先に言った上で、「お願いします」と言うようにしましょう。

相手に何かをしてほしい時、しっかり"声"に出す事で意思表示をしましょう。

同じ職種で経験豊富な人や、気の利く人は、主語がなくても動いてくれるかもしれません。
しかし、それは相手に感謝すべき事ではありますが、相手に求める事ではありません。

あなたが声を出す事で、相手も自分がすべき事を明確化する事が出来るのです。

あなたが"何を"して欲しいのか。
相手に"何を"求めているのか。

協力して仕事を行うために、お互いに共通の認識を持つことは必要不可欠です。
そのために、必ず"主語"を伝えるようにしましょう。

指示を出すのが上手な人は、明確な主語のある指示を出す人が多いです。
もし、自分がお願いした事が、なかなか相手に伝わらないと言う人は、主語が曖昧になっている可能性が高いです。
特に敬語を意識しすぎて、何を言いたいのか明確になっていない伝達も多くあります。

まず、自分が伝えたい事をしっかり整理し、まず最初に伝えるように心がけましょう。

あなたは相手に"何を"して欲しいのか。

主語を明確に伝えるようにしてください。

「お願いします」は挨拶ではありません。
相手に依頼をする言葉ですので、しっかり依頼内容を伝えるために、主語を明確に伝えるように心がけましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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