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指導とは?~言語化の重要性(重心編)~

※文字だけで表現すると非常にわかりにくいので、この記事は今後
加筆修正、もしくは関連記事を増やしていきたいと考えてます。


Instagramやユーチューブなどでよく利用される言葉の一つである”重心”について私ならこう伝えます。

そしてどのような作用があるのか?

と言う事を書いていきます。

ですので、なるべくわかりやすく伝えられればと思います。


■"重心"とは

重心(じゅうしん、center of gravity[1])は、力学において、空間的広がりをもって質量が分布するようなにおいて、その質量に対して他の物体から働く万有引力(重力)の合力作用点であると定義される点のことである。

なお、質量中心(しつりょうちゅうしん、center of mass)としばしば混同されるが、重力が一様でない場合には一致しない場合があるため、厳密には異なるものである。当記事では、特に断りのない限り、重心と質量中心を同じものとして説明する。

一様重力下で、質量分布が一様である(または図形の頂点に等質量が凝集している)とき、重心は幾何学的な意味での「重心」(幾何学的中心)と一致する(より一般の状況における重心は非一様場における重心英語版)の項を参照)。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

問題は、これを言われてピンときますか?
という話です。

以前にも書きましたが、実際にスポーツを教えているインスタグラマーさんに
”重心って何ですか?どういった作用があるんですか?"と尋ねたところ、
まるまるこのWikipediaの内容が送られてきたことがあります。

そこから、色々と重心について調べ、また動作研究している人に尋ねてみたりして、自分ならなんと伝えるのか?と言う事を考えました。
その結果…

重心とは、立っている状態では骨盤付近に存在してるらしい。
けど、”重心はここです!”と明確に指せて”点”であるわけではなくて、身体の構造上そういった機能があって、それがあるから二足で立てる。

重心は身体のバランスを支えて、さらに錘(おもり)としての役割も果たしている。

と最近は伝えてます。

ウィキペディアの内容よりは、まだ柔らかく表現されてるのでははないでしょうか?(自画自賛)

では、ここからは”重心”がどういったものなのか
ペットボトルと水に例えてお話したいと思います。


1. 水が「錘」としての役割を果たす

例えばペットボトルに水が半分入っている状態では、水自体が重心の役割を果たしています。
体の中にある重心は、まるでペットボトルの水のように、動きに応じてバランスを取るための「錘(おもり)」として働きます。

水が入っているおかげで、ペットボトルは多少の揺れでも倒れなくなります。

逆に、水が入ってないと非常に軽く、少しの動きでも大きく揺れやすくなります。

つまり、水の存在がペットボトルの安定性を保つために重要であり、
体の重心と似た役割(錘)を果たしているのです。


2. 水が重心をコントロールする

ペットボトルを少し傾け、水が内部で動くことによって、ペットボトル全体のバランスが変化します。
この動きによって、ペットボトルが倒れそうになります。
この水の動きが、まさに”重心の移動”を示しています。

元あった位置から、場所が移動および形が変化する。

それを重心移動・重心位置の変化と私は呼びます。

スポーツであっても、人が動くときに重心位置が常に変化し、体がその動きに合わせてバランスを取る必要があります。

例えるならば、立っている状態から骨盤付近(重心)を前にポーンと
押すと倒れないように、勝手に足が出たり腕でバランスを取ろうとします。

その連続が、効率の良い歩き方(の一つの要因)と述べてる方もいます。


■最後に

重心の役割や作用がわかれば、指導時に単に「重心を~」と伝えることが減るかと思います。

聞いたことはあるけど、意味も分からず使ってる言葉に対して理解を深めることで、人に伝わりやすくなるのではないでしょうか?


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