見出し画像

指導とは?

ある目的に向かって教え導くこと。
知識や技能などを身につけるようにさせることを指します。

AI

と、ネットを使うと教えてくれる便利な世の中だ。
"ある目的に向かって教え導くこと。"
とは、その通りだと思う。

しかし、その次の
"知識や技能などを身につけるようにさせること"

に疑問を持つ。

身につけようとさせるために、指導者の感覚や、クセの強制や押し付けをしてませんか?

と感じる。

instagramを開けば、目に入ってくる小学生、中学生、また高校生への指導内容。
特に動作についての内容には"目を疑う"

"指導者目線で嫌いだから"

と言う理由で、
"スパイクステップ踏み込み時のつま先の向き矯正"
上達しないからと言う理由での"逆脚ステップの矯正"

果たして、これが本当に良い事なのか?
と常々思う。

なぜなら、

子どもが自然に歩き始める様子を思い出してみてほしい。
多くの親が、突然の成長に驚いたことでしょう。
歩き方を誰かに教えられることなく、自然に学び取ったのです。

それなのに、スポーツに関しては
「指導者やコーチ、大人が教えなければならない」
と考え、無理に動きを矯正しようとするのはなぜだろうか?

子どもは本来、動きの天才です。
自分でバランスを取り、無意識に最適な動きを見つける力を持っています。

ところが、指導者の好みでその動きを矯正すると、どうなるのでしょうか?
自然なバランスが崩れ、結果として本来の能力が発揮されなくなる可能性があります。

この点について、ぜひ一度よく考えてみてほしいです。

そして、"子どもは、ちょっと教えただけではできないから大人が何度も教えないといけない!"

と言う指導者や、親たちにも言いたい。

"大人もちょっと教えただけではできない"ですから、
むしろ、"大人の方がタチ悪いです"
頭の中のイメージで出来たつもりになりますから。

私も、姿勢や歩き方は何度も言われ何度も何度もなーんども意識してやっとマシになりました。

まぁ結局、"指導の対象を従わせたいだけ"なんです。

そんなものは、指導でもなんでもないです。
飛躍した考え方をすると虐待の一種じゃないか?とさえ思う。

合わない動きを矯正され、怪我のリスクがあがり教えられた動きで良い結果が出ないと怒られるわけで…

しかし、そのよう指導者がわらわらと湧いてくるので
InstagramやYouTubeはとても面白いコンテンツです。

そして、そのような指導者が誰にでも当てはまる、”これさえやれば上達する”
系の動画を上げます。

断言しますが、そんな「これさえやれば上達する」という万能の方法は存在しません。
なぜなら、人それぞれで最適なフォームが異なるからです。
その理由については、今後さらに詳しくお話ししますが、まずは
「一つの方法がすべての人に当てはまるわけではない」という点を理解していただきたいと思います。

少し話はそれましたがそのような動画を上げる指導者におかしいと思う点を質問しても

"思います""指導者の感覚"それこそ、

それってあなたの感覚ですよね?

と言う回答が返ってきます。

質問に対して明確に答えられない指導者は、その時点で指導する資格がないのかもしれません。
スポーツに限らず、勉強やその他の分野においても同様です。
指導とは、指導者の意見や感覚を押し付けるものではなく、指導を受ける側の状態やレベルに合わせて、何を伝え、何を伝えないかを見極めることが求められます。

様々な、スポーツに関する本だけでなくビジネス書にも、表現は違えど同じ事が書かれています。

一昔前の私も、感覚を押し付けてましたが
"己を知る"途中でそれは自己満足に過ぎない。

と、気づきました。

そう言うことも踏まえて
今は、基本的には聞かれるまで答えません。
答えても、本人に気づいてもらいたいので
あえてヒントを入れて逆質問で終わらすこともあります。

しかし、気づくには知識が必要です。

私も、わからないことはわからない。
と言います。

逆に教えてくれ!とさえ言います。

それが、コミュニケーションになったりします。
常に"己を知る"を、怠らず知識を増やすことや動作の言語化を考えてます。

そして、初めて人に伝えることができるのでは?と…

長々と書きましたが、指導について考える機会になればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?