きんぼうざん、です

敬称略で失礼いたします。

大相撲初場所12日目。
1敗の前頭14枚目金峰山が、いよいよ大関豊昇龍に挑みます。

カザフスタン出身の金峰山、読みは「きんぼうざん」です。きんぽうざん、と読みたくなりますが濁点です。所属は宇良と同じ木瀬部屋です。

10日目は硬くなったか立ち合い1発で阿炎に敗れましたが、11日目の大の里戦は強烈でした。あのパワーでいけば、豊昇龍戦も白熱しそうです。

もう一つの目玉は2敗の王鵬と、3連敗からの怒涛の8連勝で勝ち越しを決めた霧島の取組。今場所の王鵬は落ち着いていて慌てない。以前は集中が切れるような様子が見て取れましたが、今場所の王鵬はもはや別人。一方の霧島は体がよく動いていて、どんどん良くなっています。相撲が上手いしスピードもある。スタミナもあります。怪我が癒えて本来の力を発揮しているのを見るとうれしくなります。

優勝争いだけでなく、それぞれが勝ち越しをかけて臨む終盤戦です。怪我がなければ明日につながりますから、どうか最後までどの力士も怪我をしませんように。