「THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福」を読んだ
手に取った理由
樺沢紫苑先生のこの本、ツイッターでおススメされてて以前より気になってたので「読みたいリスト」に入れておいたのです。
幸福の分類
本書では幸福について脳から分泌されるホルモン別に3つに分類し、
どうすれば幸福を感じられるかを実践的に示されています。
セロトニン的幸福とは、心と体の健康
オキシトシン的幸福とは、人間関係や友情など人とのつながり
ドーパミン的幸福とは、地位や名誉、お金の成功
いちばん大事なのはセロトニン的幸福、心と身体の健康。
この土台の上に人間関係やお金や成功の幸せが成り立つとあります。
本当にそうだ
本当に本当にそうだ。
そう思わされることが本書を読み始めたころ起きました。
3月23日の夜
先月、3月23日夜に実家の母が倒れました。
くも膜下出血でした。
家の中のこと、子供のこと、仕事のこと…
すべてがいつも通りにはいかなくなり、
止まってしまいました。
何かを確認したり考えたりする間もなくどんどん時間が流れていく…
とにかく病院の先生の言うことを理解するのに必死でした。
入院の準備をしたり
規則やスケジュールを追ったり
他の家族に連絡したり
手術の説明を受けたり
「カテーテルを大腿から頭まで通すって言ってたよね。遠くない?」
そんな会話を家族としたのをなぜか強く覚えています。
自分を含め家族の健康がいちばん大事ということ、
こんなことになるまでちゃんとわかっていなかったのを痛感しました。
夜眠れる
朝に目が覚めて手や足が動く、
どこも痛くない
ご飯が家族とおいしく食べられる
自分や家族の健康がいちばんの幸せなのであって、これを差し置いての幸せなどないです。
心と体の健康がなければ他の幸福なんて感じられません。
母の手術中、何かに気を逸らしたい気持ちもあってこの本に集中しました。
印象的だったのは
過去の失敗や未来のまだ起こってもいないことに勝手に不安になり悩むのでなく「今」にフォーカスして幸せに気づくこと、という部分。
今が健康で楽しい、を積み上げれば人生が幸福になるというところにハッとさせられました。
ないものねだりばかりして「自分は周りに比べればまだまだ幸福ではないなぁ」と考えていましたね。
読書してからの変化
本書での実践的アウトプット法に、
ポジティブ日記
親切日記
感謝日記
をつけるとオキシトシン的幸福が高まるとあったので、今実践中で10日ほど続けています。
ありがとうと言ったことや感謝することを意識して生活するようになったので、気持ちがおのずと前向きになりました。
これからも幸せに気づくことを忘れないよう、時々読み返したいです。
読んでくださってありがとうございました。