書類が通過しないとき、何の責任にするか

どうも!「データ分析未経験から転職して、マーケティングのアナリスト兼中途採用の面接官をしてます、よしゆーです!

今回は、「今の仕事を変えたい」「市場価値の高い職種にシフトしたい」そんな未経験職種への転職を希望する方の多くが衝突するであろうお悩みの一つ、「書類通らなくて転職活動が進まない」ときの乗りこえ方を言語化してみます。

例に漏れず、私も書類落ちを繰り返して転職活動が停滞した一人でした。
そんな中、自己分析をやり直し、あるポイントに気づけたことで行動が変わり、結果として転職に成功しました。

いきなりですが、最初に期待値調整させてください。
通過率が2倍になるチートシートなどの「必殺技」は本記事で登場しません。
そして、そんなものは存在しない認識です。

私の転職体験に基づいて、"どのようにコツコツ活動すれば良いか"という話の中の「どのように」について焦点を当てたいと思います。


落選つづきのときのマインド

1回目の転職活動のとき、とにかく書類落ちしました…。
最初、「転職条件が厳しいから通過しないだけ…」言い聞かせていました。

私は、当時(2022年頃)
・将来性がありそうな「データ分析専門」の職種
・残業時間が少ない(平均20時間程度)
・第二新卒でもOK
・未経験でもOK
・リモートワークOK

という条件で仕事を探していました。
確かに、候補となる求人数は少なくなります。

なので、ひたすらいろんな求人サイトに登録して、できるだけ多くの上記条件にマッチした求人を見つけては応募していました。

まさに、"数打ちゃ当たる"を狙った作戦です。

価値があるのは自分ではない、企業である

この戦法で早6か月ほど経過したとき、まったく書類通過しない現状を見て、やっと気づきました。
「数の問題じゃない…??質の問題?」

ここで、今一度自分の書いた職務経歴書を見直しました。
様々なサイトで見本を検索し、フォーマットの良いところを真似してみました。

結果、それでもなかなか選考が通らない…。
そこでやっと本質と向き合うことができました。

その本質とは、、、「私の市場価値、低いのでは…?」ということです。
恥ずかしながら、1社目勤めていた企業は国内最大手であり、そこに勤めている自分は一定の市場価値があると思っていました。

しかしそれは誤解でした。
その企業に価値があって、私個人に価値があるわけではないことが真実だったと気づきました。
当然の話、当時どこに所属しているかしか示すことができなかった私には、市場価値など皆無だったということです。
書類が通らないことは、至極全うでした。

見直すのは過去ではなく、今

ここで、市場価値の低さを受け入れ、転職活動自体を休止することに決めました。

その代わりに、以下の行動を起こすことに決めました。
・目標:企業視点で「未経験でも活躍してくれそう」という期待値を上げる
・行動:今の仕事の中で、希望の職種でも重要な考え方やソフトスキル、ハードスキルを使う/磨く場面を作っていく

今までは、自分の過去を「どれだけよく見せるか」に必死でした
辛いことかもしれませんが、自分がやってきたことは変わりません。これ自体が評価されていないのであれば、どれだけ脚色しても(嘘がない範囲で)たいして効果はなかったのは納得です。

過去は変わらない。
であれば今の行動を変えて、企業の期待値を上げようとしました。

キャリアの逆算思考

幸い、応募したい企業は絞れていたので、その企業が求めるデータ人材がどのような人物像なのかを求人や採用HPから分析しました。

そこで浮かび上がったのは、今の自分と求人の人物像の差分です。
この差分を埋めるべく、日々どのような業務でどのようなソリューションを使って解決するのか計画を立てました。

あとは、その計画に沿って、日々コツコツ目の前の業務と向き合いました。
その結果、手元の仕事が自分ゴト化することで主体的に取り組むようになり、次第に周囲からの評価も高まっていった実感があります。

それに連なって、職務経歴書に書く内容にも深みが出て、個人としてどんな価値を応募先に提供できるのか記載することができるようになりました。

(ここの話は転職後も非常に重要な観点なので、別の記事で厚めに語ろうと思います)

さいごに

紆余曲折あり、1社目の転職活動は休止期間含めて1年半かかりました。

自分の経験からも、「書類通らないな~。。。」で終わっていては、いつになっても自分の希望するキャリアには近づきません。

落選続きのしんどい状況を打破する手段として、以下を目安にすると良いと思っています。

①10社応募して、どこも書類通過しないなら市場価値の低さが原因だと考える(他責⇒自責で考えることが大切)
②今の仕事の中で、自分の現在地と求人の人材像の差分を埋める計画を立てる(できれば「いつまでに」「何をする」「結果はどのくらい」という具体を設定)
③職務経歴書に追記してリトライ

という3つのステップを少し時間をかけてでも進めると良いでしょう。

とはいえ、
「今まで文系だったのに憧れのエンジニアとの差分なんて分からない」
「企業の採用担当じゃないんだから、どれくらいのことを期待されているかなんてわからない」
「差分を埋めるなんて悠長なこと言ってられない」
等々…

読者のみなさんの事情によっていろいろなご意見あると思っています。
私はCafeTalkというプラットフォームで転職相談&伴走支援を1on1形式で行っておりますので、もし気になった方は是非ご連絡ください。

講師 yoshi.yu のプロフィール | オンライン習い事なら日本最大級の 「カフェトーク」 (cafetalk.com)

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