野原ひろしの回想は何故あんなに泣けるのか
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
のひろしの回想シーンで泣かない人間は人間ではない。
それくらいあのシーンが大好きである。
一度やってみたかったのでなぜあのシーンがあんなに泣けるのか分析した。
映画自体を見たのはもう10年以上前のことだから細かい部分間違いあったらご容赦いただきたい。
要はあの映画にでてくるオトナ帝国というのは
過去に
とらわれて前に進めなくなった大人たちなんだと思う。
過去の美しかった思い出。
それ自体は素晴らしいが過去にとらわれすぎていると。
そして、その野原ひろしの回想は
親子で自転車を漕いでいるシーンから始まる。
その親もいなくなり、自分も少年から青年、大人となり
やがて家庭を持ち子供を持つ。
もっと言うとその子供もいつかは老いていきやがて死ぬ。
そのらせんを止めることはできない。
しかし、だからこそ今この瞬間は美しい。
文字にするとべたでしかないが、
あの映画を見た人ならこの感覚が蘇ってくるはずである。
美しいいまがある。
そしてその今は未来から見れば過去である。
しかし、その未来は今、私たちの行動一つで変わっていくのである。
だから、過去にも未来にもとらわれず、今をがんばるということ。
いまここの精神。
また。
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