見出し画像

【勉強のこと】褥瘡予防でチェックしたい3つのこと

 こんにちは。
 今回は、理学療法士として勉強したことをお伝えできたらと思います。
 理学療法士は、褥瘡予防としてポジショニングを相談される場面が多くあると思います。
 わたしが思う、確認したいポイントを3つあげてみようと思います。

1.栄養状態を確認する

 ご存じの通り、褥瘡は寝てばかりいるからできる、というわけではありません。寝てばかりいてもできやすい人とできにくい人がいます。いろんな要素が合わさって、褥瘡になるのです。
 その中のひとつとして、栄養状態があります。やせていて骨が突出している方と、ある程度筋肉や脂肪などで緩和されている方では、前者のほうが褥瘡に注意が必要になります。また、低栄養では必要な循環がされないことも要因のひとつとなります。

2.失禁などの有無

 お風呂に入ると指の先がふにゃふにゃになった経験はあるでしょうか。そんな感じで、失禁があると皮膚が傷つきやすくなります。そこに摩擦が加わったりすると、傷になりやすいです。褥瘡より以前に、おむつかぶれなどもできやすいのに、そこに圧がかかったら…痛そうですね。

3.身体機能

 急にざっくりしてしまいましたが、PTの専門性が発揮できる部分ではないでしょうか?

 可動域制限によって過剰に負荷がかかっているところがあるか? 
 緊張が高く無意識に押し付けている部分はないか?
 ベッド上や車椅子上で徐圧動作ができるか?
 クッションなどを利用し、環境を変えた場合、うまく徐圧できているかどうか?
 実際に触って確認します。

 大切なのは、ポジショニングしたあとのことを必ず確認することだと思います。やったことが効果的であったのか、そうでなかったのかは時間が経過したときに評価できます。
 そのためには、普段から関わっている看護師さん、介護士さん、支援員さんにポジショニングをどういうふうに行いたいか周知すること、したあとの様子を伺うことが必要になります。
 栄養状態を知り、向上させるには看護師さんや栄養士さんも協力してもらう必要があります。
 こうしてまとめなおして改めて、褥瘡予防は、多職種連携が欠かせないと思います。

 以上、ざっくりとした基本のチェック項目でした。
 ご指摘などありましたらご指導ください。まだまだ若輩者の記事ですので、お手柔らかにお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?