「美しい彼」6話について語りつくしたい

最終話、最終話、美しい彼について話すと長くなるがそれが美しい彼最終話について語るとなるとますます話は滅茶苦茶長くなる。最終話を見て、最終話が私の琴線にドストライクして感動し脳髄が破壊されて以降、それまで私の日常だけ呟いていたツィッターは美しい彼についてばかりで滅茶苦茶になり私は最終話の所謂指舐めと化学室場面を鬼リピする頭がおかしい人種と化した。

本当に長くなりそうなので私の話は最終話の要点だけに絞る。

「好きだ、どうしようもない位お前が好きだ」
の劇中劇の台詞を正面から浴びながら

「ああもう一生清居を照らすライトでいたい」

と言う平良に良い意味でだめだこいつ…ってなったし
凄い。いや、照らしてる場合じゃないんだよ平良と思いつつ納得はしてしまうんだよ。
私だって羽生結弦を照らすライトでいたいし…()

「なんでまた俺の前に現れたの」
と聞かれても何と言えばいいのか判らない
その辺を蹴った拍子に荷物が倒れてきて指に怪我をする。
無防備に目の前でひらひらされる指を平良は途端に捉えて舐め出す。

いや、急に指舐め出すのエロいしヤバい。
これ私の解釈ですが、完全に衝動的にやってる気がする。
それでいてつき合いたいと思うのか聞かれて付き合いたいと思わないって返事はやばい
そりゃ俺はお前のなんなのだよ…

ただ平良からしたら普通に常識で考えたら神でキングな人間に許されないなることしてわけだし本当に
「どうかしてた」
んだろうし
「もうしないから」しか答えようないんだよな…

ただ、平良、清居が目の前からいなくなりそうなセンサーは鋭い。
「これが最後になる気がするからいやだ」
で、全力で引き止める
そのおかげで
「お前は!俺がお前のこと好きだって一回でも考えたことあるのかよ!」
って言葉を清居から引き出させた

清居視点から考えれば「もうしないから」に加え本当もうなにもわからないし出て行こうとしたら
「これで最後になる気がするから嫌だ!」と引き留められるのはきつい。ついに
「お前は!俺がお前のこと好きだって1回でも考えたことあんのかよ!?」と告白してしまったのに平良の返事は 

「あり得ない…」

本当に清居からしたらあんな熱烈に指舐めてくるのにもうわかんねぇしありえないよな…

清居視点見るとどんんだけ平良は清居を生殺しにしてるんだよ馬鹿野郎!と思ってしまうけど
平良視点で考えると一生清居を照らすライトで十分な平良の気持ちもかなりわかるので視聴者である私はどちらにも感情移入してめちゃくちゃよ…

そして、私が個人的に色々感動した名言が出ます

「想いを伝えれば、結ばれると信じていた」

良いですか?

「想いを伝えれば、結ばれると信じていた」
「想いを伝えれば、結ばれると信じていた」
「想いを伝えれば、結ばれると信じていた」

……すごくないですか?
ロマンチストにも程がありませんか?

言い回しがすごい…ウザいキモい言ってるジャイアンな現代人だったくせに、恋愛面に関しては昭和文学…すげえよ…すごい。
すごい

清居、恋愛面に関しては本当

「ファーストキスだった。何かにつけて思い出すものを、勢いで…」

って純な昭和ロマンなんですよ。今って何時代でしたっけああ昭和ですね…!

この台詞聞いた時、ああ清居って下手すりゃ、いや下手しなくても平良以上に重いし愛が深い。
平良は清居を絶対に幸せにしてやるべきだと私は思いました。

そして、留守電です。

世界で一番好きな人から
「お前は!俺がお前のこと好きだって1回でも考えたことあんのかよ!」

という言葉を聞いて尚

「連絡するのは最後にします。今晩は清居が助けてくれた場所で、朝まで清居への想いを捧げようと思います。清居の事を想うのは、今日で最後にします」
 
とか言う留守電入れれる平良、明らか馬鹿では?
いや、馬鹿でしょ?日本人なのに日本語理解してくれよ?人の話聞いてる?
大体「朝まで清居への想いを捧げようと思います」ってなんだよマジで…()
まあ結果的に「朝まで清居への想いを捧げようと思います(主に物理)という展開にはなりましたが…あ、はい、

夜の化学室、

「清居の目からは、どんな世界が見えるんだろう…このまま新しい朝を迎えよう。そしたら忘れるんだ。一生分、愛した人を」

それでも一目見てしまえば逃げる清居を追いかけてしまう。
「忘れたくない。思い出にしたくない。今までの清居も、これから知っていく清居も、全てを抱きしめたい!」

清居が本当に目の前から居なくなりそうなセンターは鋭い平良、最高かよ!
ちゃんと清居を捕まえた。ただ清居視点からすれば本当にいやー無神経にずかずか入ってきすぎてるのはわかる。

「好きな人とは付き合いたいし触れ合いたい普通の男なんだよ」

「清居は好きな人がいるの?」

この平良のションボした目に嘘はないし本当に気づいてないのはすごい。

「お前だよ!何回も言わせんな馬鹿」

これ聞いて一瞬だけ口角あげて目が喜んだあと夢??みたいななんともいえない平良の表情天才だと思う。

「こんなことで嘘つくわけねえだろ。卒業式の日、俺からキスしただろうが!なのに、お前は追いかけても来ねえし…。あんなに好き好き言ってたのに、もう訳わかんねえよ」

清居視点だと本当にそうなんだよ。可哀想だよ

「なんで清居は俺なんかのこと」

「そんなん俺が知りてえよ!本当わかんねえ。先に好きって言って来たのはお前なのに…、あんな目で見つめて来て、キスもして、なのに、電話番号変えられた時の俺の気持ち、お前に分かんのかよ!」

もうプライドもなにもかもどっかいって半泣きで訴える清居が可哀想ながらも良いなと思ってしまった。

「先に好きっていってきたのお前なのに~で目を伏せて俺のせいなのかな…これ夢かなみたいに反省した後愛おしそうに衝動的というか夢みたいに無意識に手を伸ばす平良はよかった
まあでも清居からしたら、またどうかしてた言われて無神経に触られたら嫌だから… 本当に触られたら期待してしまうから

平良が一方進み手を伸ばすと後退してペチッて手を叩き落として
「平良のくせにふざけんなお前なんか死ね!」
って叫びに清居の
また不用意に触って「どうかしてた」で終わらせられるのか?そんな絶望嫌だって気持ちが伝わってきてすごかった。

ただ、ペチッてやられる直前、平良、一瞬息を飲んでるんだよね?一応勇気は出して触ろうとした感じなのかな。
手が届くなんて思わなかった。
届きそうでペチッてされた
触る前に、触る為に言わなきゃいけないことがあった
確かに死んだほうがいいかもしれないけど死ぬ前に
「清居が好きで好きでたまらなくて神様みたいに思ってるのに自分の手が届くなんて思わなかった」
ってちゃんと言った。

いつもなら清居に大声を出されると怯んで自己完結していた平良がちゃんと「説明」をした
死んだ方がいいけど死ぬ前にちゃんと説明し思いを伝えた。えらい、そしてそこまでして欲しかったと…

「俺は神様じゃねえよ」

涙声で訴える清居は確かに神様ではなく只の同い年の可愛らしい青年だなあと私も思ってしまった。
なんか平良がコクンと頷いてそっか神様じゃないのかと納得するのよくわかるよ
で、ちゃんと聞いた「触っていいか」
清居に触ってもいいか
本当はずっと触りたかった神のようなものに触ってもいいか

目を泳がせたあと真っ直ぐ見つめながら

「今までと同じならやだ」

明らかに今までと違う関係と覚悟を清居は求めた。
これでやっと平良は清居を触る権利を得た。
今までと同じじゃない触る権利
触ってもいいのか夢みたいだったずっと好きだった、本当は触りたかった。一生分愛した人に、で、触った
高校生の頃から好きで好きでたまらなかった人に今までと同じではない触りかたを求められるの、平良からすれば奇跡と思う位の喜びだろうし、
清居、好きだしかないよね
目に涙を浮かべながら本当に想いを込めた「好きだ」で
今までと同じではなく触ることを許され触ってもいいのだと感無量になり心の底から愛おしそうに、っていうか愛おしかったからその気持ちのままこれから知っていく清居に触って、伝える言葉はひとつしかなくて、伝えたあと全て抱きしめる平良の演技が上手すぎて感動してしまった…

抱きしめると腕の中の清居がめちゃ不安げに目を泳がせていた。
多分喜びのほかに好きだと言われても抱きしめられてもなんか本当に今までと同じじゃなく触ってくれるのか漠然とした不安もあったんだろうなと私は思ってる。

でもちゃんと平良は「今までと同じじゃなく清居に触った」
最中、一瞬目を合わせて笑い合ってるのが本当によくて、いや、やりとりすべてが素晴らしかった



本当に平良も清居も互いに手を伸ばししばき倒しの互いの努力によっての成立だよなーと思う。
特に平良に手を伸ばしプライド捨てて全部ゲロって求め選択を迫った清居の力と、清居を失いそうな所で馬鹿力で引き止め続けた平良の力が大きい。

当たり前だけど
成就した恋愛とは互いの努力の結晶であるー
ってのを美しい彼で私改めて実感した。本当に良い恋愛だよ。羨ましい

私って所謂恋愛ドラマ、大抵途中でお前らがくっつこうが別れようが知らん!
ってなるけれど、美しい彼、久しぶりに全部納得したし上手く行ってほしいと願い続けた二人だった。


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