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#47_自らを解放する機会をつくる

今日は三年生を送る会で使う動画を撮影した。
うちの学校の生徒、特に女子は、マスクを外すのに抵抗があると感じている子が多い。

マスク依存症。
きっとこれから、社会に出てくる多くの人たちが苦しむだろう、コロナ禍が生んだ精神的な病。

マスクを外さない子どもたちにきくと
「何となく見られている感じが嫌。」
「自分の顔が好きじゃない。」
「見られていること自体に抵抗を感じる。」
「マスクがあることが当たり前すぎて外せない。」
そんな話をしてくれた。

無理に外すことはないと思いながらも、ずっと悶々としていた毎日。

今回の動画撮影は、マスクなしが原則となった。

抵抗は大きかったようだが、結果として子どもたちはとてもよい表情で収録できた。
「いい顔だねー!」「これ、かわいい!」
「この笑顔最高!!」
そんな言葉が自然と出てくるくらい、子どもたちの笑顔は輝いていた。

撮影があったのは5・6時間目。
そのあとは掃除、帰りの会。
帰りの会の子どもたちはいつもより何となく元気で、解放されている感じがした。
自分の素顔を受け容れてもらえたという感覚が大きかったのかもしれない。

明日の給食の時間に、みんなで動画を鑑賞する。
子どもたちから自然と「いい顔してる!」って声がこぼれれば
それが自信となって、きっともっと子どもたちの心が元気になる。

わたしも、心がしんどくなるときは、どうしてもマスクをしてしまう。
子どもたちも同じなのだろうか。
マスクがいけないわけではないけれど、胸を張って素顔を見せられる、そんな人になってほしいと願っている。

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