#200_子どもたちの学びを創る
仙台にて、研究発表の時間をいただいた。
わたしは、ユニット道徳と総合とを連動させた道徳教育と、個の学びに寄り添った授業づくりの工夫について、お話した。
いくつかのご質問をいただいた。
総合単元的な道徳と今回発表したわたしの事例との違い。
本質主義と進歩主義との捉えの違い。
研究をする前と後での子どもの見方への変化。
問われることで、自分のわからなさを自覚する。
とても貴重な時間だったし、もっと自分の中で筋が通るように整理したいと思った。
教科調査官の井上先生のお話をしっかり伺ったのは初めてだった。
博識で、授業をたくさん参観されて学び続けていること、考え続けていることがとてもよくわかった。
令和の日本型教育についての詳しいお話も伺った。
そもそも日本型教育とは「知育」「徳育」「体育」を一体として学校教育で扱うこと。
欧米では「徳育」「体育」は切り離されて地域や家庭に任されていることが多いそうだ。
「令和」については、誰ひとり取り残さない教育を行うこと、ICTもうまく活用しながら子ども一人ひとりの学びに寄り添うことが中心だが、これらは目的ではない。
道徳教育であればあくまでも、道徳性の育成が目的。
よき日本人を育成すること。
わたしはこの「よき日本人」という概念をもっと噛み砕き、子どもの姿として見える化する必要があると思っている。