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#42_石が支えてきた街ー牟礼町ー
香川県高松市を訪れている。
高松駅から電車などを使って、小一時間ほどかけて訪れたのは、イサム・ノグチ庭園美術館。
美術館といっても館内を見て回るタイプではなく、彼の生家と、アトリエとして使っていた家、その周辺にある作品群を鑑賞するというタイプのもの。
なぜ、こんなへんぴなところにアトリエを建てたのか、最初は全然わからなかった。
彼の作品を初めて生で見た。
見事な花崗岩と玄武岩のコントラスト。
磨くことで生まれるマットな質感と、岩の肌感を絶妙に生かしたフォルム。
そうだ、ここは日本三大石材産地なんだ。
牟礼町の周りには、驚くほど多くの石工さんがいる。
最寄り駅まで娘と二人で歩いた中で、いくつ石材屋さんを見てきたか。
調べてみると、ここで採れる花崗岩は庵治石と呼ばれ、花崗岩のなかでも最高級の石が採れる場所だそうだ。
霊山と呼ばれる切り立った、ゴツゴツした山肌。
その山を背景に、大小さまざまな作品群が、まると呼ばれる庭にはひしめいていた。
詳細はまた、改めて記したい。
今日は明日のために、もう寝ます笑