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やっと読めた「合科教育の開拓」

幼い頃から、読書はわたしのライフワークの1つ。
今日、一冊の本が届いた。
「合科教育の開拓」長岡文雄 著
ようやく手に入った。

知識習得が目的ではなく、長岡文雄という人の子どもへの眼差しとものの見方、人としての在り方を学ぶための書である。

子どもの日記への眼差しが豊かで温かい。
その中に光る、子どもの内面を見る鋭さ。

昨年度11月に奈良女に足を運んだときの感動、堀川の子どもたちの学びを間近でみたときの興奮が、ありありと蘇る。

子どもは全身全霊で学びを欲している。
今よりもっと、豊かな世界をみたいと願っている。

合科教育の難しさは、教育内容以前に子どもを深く見る目を養いきれていないことにある。
一つの行動からどこまで子どもの内面を探れているか。

総合的な学習の時間がこの合科的な学習に当たるだろうが、結局「為すこと」ばかりに従事したら「成すこと」はできない。

教科教育はもともと、生きる上で必要な知識や技能、思考力判断力表現力をつけるために、学びを便宜的に切り取られたもの。
知識技能は、学びを深めた結果、獲得するもの。

頂はまだまだ遠いなぁ。

わたし自身の薄っぺらく表面的な道徳教育の理解、もっと厚く深く耕していきたいと思う。

今日は久しぶりに子どもたちと再会して、めちゃめちゃテンションが上がった。
やはりわたしは、子どもたちとの時間が単純に好きなんだな。

あと2ヶ月半で、できることをしていきたい。
人としての根幹を耕す関わりをしたい。

良き書を味わいながら読む。
至福のひととき❤️

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