手放すこと
何かを手放すことって、結構勇気のいることだと思います。
わたしも7年くらい勤めた前の会社を辞める時は、色んな人に「慣れ親しんだ場所を離れることは怖くなかった?」とか「自分にはその勇気はない」とか、色んなことを言われました。
わたしは、この世には手放しの法則があると思っています。
人生トータル、そしてその時々で持てるものの量は限られていて、何かを手放さない限り、何かを手に入れることは出来ないと思っています。
物も、人間関係も、感情も、持てるものの数は限られている。
自分にとって不要なもの、本当はどうでもいいもので隙間を埋めているうちに、本当に大切な大きなものが入らなくなっていくんじゃないかな。
だから、思いきって会社を辞めて新しい世界に飛び込んでみました。
大好きな地元を離れて、新しい場所で働いてみることにしました。
もちろん、失ったものもあるし、手放したものもあるけれど、その分新しく手に入れたものもたくさんあります。
東京での新しい仕事。
そこで出会った新しい人々。
東京に出てきて、また繋がった縁や、前の会社では出来なかったような経験や出会い、新しくできた素敵な友人もいます。
もちろん上手くいかないことも多いし、思っていたのと違う部分もあるけれど、それでもわたしはあの時、あの環境を、勇気を持って手放してよかったなと思っています。
日記を読み返していたら、こんな言葉が残っていました。
「自分が本当に成長し続けるためには、何かを捨てないといけない時もあると思うけど、それを選んだからすごいなと思ってる」
読み返すまで完全に忘れていたのですが、前の会社でお世話になった上司が、辞める時にかけてくれた言葉です。
成長という単語は、たまにしんどくなることもあります。
でも、何かを手放して、何かを得て、そうやって大きな人間になっていきたいなあと思います。
自分の庭を、どんな花で、どんな植物で、彩っていこうか。