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君たちはどう生きるか 映画感想文

 君たちはどう生きるか 宮﨑駿監督 ネタバレあり

 まず2016年からの構想制作に敬服です。本当に頭が下がります。現在御年82歳。元気過ぎますね。今回のこの映画、原作を読んだ事があるんですが、原作は余り関係ないですね。宮﨑駿のやりたい事をやった映画です。ジブリのファンタジーで美しい物などはほぼ出て来ません。今回は今までと真逆という感想が一番です。エンタメゼロで冷や汗。作画は勿論最高です。宣伝ゼロでワクワクはしました。
 マザコン、矛盾とその葛藤が、主人公真人を通して82年の人生を描いているのではと思いました。特に拗らせたマザコン、反戦主義と大好きな戦闘機、現実逃避の映画の世界と逃げてはいけないと言う気持ち、後継者が欲しいのに、いざ現れると罵詈雑言を浴びせたり結局壊す。自分の考察でアオサギは結局誰なのか分からないけれど、きっと劇中セリフにある友達ではない気がします。アオサギは不細工。鳥と言えば誰だろう。エンタメからすると面白くないですが、理解は出来ます。
 評価は難しいです。エンタメとしてはつまらないけど、宮﨑駿の考察好きなら面白いと思います。本人もわからないと言うこの映画に正解不正解はないのかな。「君たち」よりも「おれ」の話でした。また新作を楽しみにしています。

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