ズボラな無香料生活のススメ

X（旧Twitter）で学校中に溢れる洗剤や柔軟剤などの化学物質によって学校に行きにくくなっているお子さんの保護者の方が学校に宛てて出された手紙を読みました。
「いいね」の数からするとバズってるのに、「治療法が見つかるといいですね」だの「やめてくれないでしょ」だの「使用することは個人の自由」だの。。。

まず、あなたが抗菌洗剤も柔軟剤もやめてくれていいんですよ？！

我が家の洗濯事情

うちは子供たちが両方とも抗菌洗剤や柔軟剤の使用、もしくは
よそ様のおうちの日用品の成分で調子悪くなるのでお洗濯は石けん一択です。
広く販売されている洗濯用洗剤、石油を用いて作られる洗剤はヤバ目の人口香料やら毒性の高い成分が入ってる（とちゃーんと業務用の洗剤の裏の表示に書いてあるよ）ので、例えば台所でお皿を洗ったりするのになんか使えないわけですが、
石けんはそもそも牛脂や植物性油脂、米糠など口に入ってもいいものから作られているので、実は使用場所を限定する必要がないのだとか。

つまり
在庫管理が苦手で同じ台所用洗剤が開封された状態で2本以上発見されるようなうちとか、
洗面所に置いておいたはずの漂白剤がなぜか台所から発見されるうちとか、
掃除が嫌すぎて、年末になるとCMに踊らされてあまり使わない「なんとかスプレー」みたいなものを買うも1度しか使わず、結局よくわからない洗剤が増えていくうち
（全て我が家のことである）
にとって

どこでも使っていいものをとりあえず洗濯用として用意しておけば、おうちの掃除洗濯洗い物が全てなんとかなる

状況が今の「石けんを使ったズボラな無香料生活」の内情なわけです。

洗濯、掃除、洗い物4点セット

お洗濯の実情

我が家で主に使用しているのは

1. 粉石けん（無香料）主にシャボン玉石けん、たまに米ぬか石鹸

2. 酸素系漂白剤

3. 固形石けん　シャボン玉とか淡雪とか　ストックが切れそうなタイミングでお店で見かけたもの　もちろん無香料

4. クエン酸

この４つです。
石けん洗剤には液体もありますが、重たくてかさばるし、掃除に転用するには粉の方が楽なので（スプーンで救って撒き散らすだけ）粉タイプを愛用してます。

数年前までは液体アタック、レノア、ワイドハイター、たまにさらさを使ってました。
その時は体調に異変はなかったものの、元々人口香料が苦手だったこと、

子どもが小学校に上がってたまに持ち帰ってくる共用の給食着が他人の柔軟剤の匂いがして臭すぎたこと

がきっかけで、たまたま聞く機会のあった「ナチュラルお洗濯」の講座を機に徐々に今のアイテムに変更することができました。

無香化で頭痛とおさらば

今使用しているアイテムはどれも無香料です。
なので、洗い上がっても匂いは基本的にしません。
臭うことがあればそれは汚れ落ちしていないんだなーともう一度洗濯行きです。

人間の嗅覚というものはすぐに麻痺してしまって、例えば臭いトイレに入ったとしてもトイレから出る頃には匂いを感じなくなっている、というように同じ匂いを嗅ぎ続けると匂いを感じなくなるんだそうです。
でも匂いというものはそこにずーっとあるわけで、嗅覚は麻痺したとしてもずっとその匂いに晒され続けているということが起こります。

洗剤を変えて半年くらいのタイミングで、
今までずっと鍵続けていた洗剤やら柔軟剤やらの匂いから解放されて頭が楽になったなー
最近おでこのあたりが重たい感じなくなったなーということに気づきました。

体を包み込む洗剤臭、柔軟剤臭がなくなったからなんでしょうね。

でも、でもですよ。
それまで使用していた合成洗剤や柔軟剤の化学的な匂いはそれこそゾンビ臭のようにニオイ続けるんです。
技術によって、洗剤に閉じ込められている香料はまるでノリやボンドを使ったかのように衣類にへばりつきます。これがなかなか取れない！
もちろん何度か石けんを使用して洗濯したりすれば取れることもありますが、ずーっと「これ柔軟剤のきついにおい」と感じてしまう服もあります。
あとは家の中の埃。
窓から入ってくるよそのおうちの洗剤や柔軟剤によって埃に匂いがついていつことがあるので厄介です。
（もちろんきっと数年前から掃除していない場所の埃は自分の洗剤や柔軟剤の匂いなのだと思う・・・鴨居とか）

洗剤を無香化する上で、この「今までの洗剤の残り香」がネックになって結局やめられなかった、、、なんていう話もSNSでは見聞きするし、
「洗濯に匂いがつかなくて不安すぎて、無香化できなかった」という本末転倒なこともあるようなので、ズボラな無香料生活のためには
ともかく3ヶ月頑張ってみて！
としか言いようがないですね。