山に行った

メタバースの未来、トークンエコノミー、NFTの新経済圏。そんな難しい言葉を並べてずっと思考を続けていたら段々思考がぐるぐる同じところを回るようになってくる。思考が纏まらなくなったときいつも行くのは五月山。家からだいたい8㎞くらい、自転車で40分かからないくらい。

軽めの登山をして、途中で景色を見たくなるのを我慢して展望台。眼前に見下ろす街と遠くに見える四国の影と海、そして町中からでは考えられないほど広い空が頭にあった埃みたいな霧みたいなつっかえてるのを吹き飛ばしてくれる。今日は今までにないくらいの難題だったので答えがでるところまではいかなかった。カップラーメンミュージアム帰りのカップルのわざとらしい声が原因かもしれない。

しばらくして一人になるとどうしてもカップ焼きそばのポイ捨てが気になってしまう。たまたま帰りに銭湯によるつもりでビニール袋を持っていたので、ノートの一番後ろのページをちぎって即席火ばさみを作って、展望台から飛び降りた。飛び降りたときに感じた風がなんとも気持ちよかった。

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