家がもたらす役割と、答えの出ない問い
今年の3月終わりに引っ越した我が家。
姉妹たちは新しい学校・保育園に馴染み、母も心配していた新天地でのコミュニティになんとか馴染めて、母娘それぞれの新生活が落ち着いています。
(次女は保育園で若干の不安がありますが)
夫との死別で我が家の家計は火の車となり、毎月大赤字が一年半も続きましたが、市営住宅に入居できたことで、なんとか赤字は脱却されました。
ゆとりがあると生まれる欲
市営住宅はありがたいことに家賃が安いので、少しだけゆとりが生まれました。
ゆとりがあると、欲がでます。
家買えるかな、と。
市営住宅、
ありがたいけど、ずっとお世話にはなりたくない。(市営住宅に甘えて、自立する力がなくなりそうなのが懸念)
入居する前から3〜4年後を目処に市営住宅を出ると決めていて、次に引っ越したいエリアも見つけた。
そこには、賃貸区画と分譲区画がある。
はてさて、
どちらがいいのだろうか。
シングルは家を買うな?
友人が「シングルマザーはフットワーク軽くしておけ」と言います。
要するに、心配するほどの給料でローンを払い続けられるのか。それに、この先何があるかわからないんだから、いつでも動けるようにしておいた方がいいんだと。
実際に、夫の遺族年金がなかったら驚くほど低い給料の私。
友人のアドバイスはごもっとも、です。
ただ、いつ何があるかわからないのは、私が病気になることも想定してますか?と言いたい。
私が死んだら、幼い姉妹たちの住まいは確保されず、近所に住む夫の妹(独身)の1Kアパートで3人暮らすのか?無理でしょう…
その心配があと1〜2年ならわかるけど、まだ下の子18歳になるまで12年も続く。
このままでいいのか…
何が正解なのかわからない
シングルこそ家を持つべきとネットで出てきます。住宅メーカーが提唱している。
(そりゃそうだ、営業だもの)
姉妹たちが成人するまでの安全性確保という意味であれば、母は買う選択をとる。
が、現実は大きな買い物ができるほどの給料ではない。
それから、
正直、家がもたらす役割がイマイチわからなかったりする。
私の実家は何度も引っ越しているから、一番記憶にある懐かしい実家は知らない誰かが住んでるし、
なおかつ、もう両親は他界しているから帰る実家などない。
複雑な家庭(?)で育ったから、家に帰る安心感は若い頃からない。
だから買うことに対して努力が足りないのか
(転職するとか、副業で稼ぐとか)と思う。
そんな覚悟がないなら、買わない方がいいのかな。