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公認スポーツ栄養士 ですが前職は高校教員

公認スポーツ栄養士を名乗る~0.2%のひとり~

はじめまして。
元高校教員で管理栄養士、公認スポーツ栄養士の月野和美砂(つきのわ みさ)です。
公認スポーツ栄養士は、非常に試験が難しい資格です。
2020年の段階で管理栄養士は25万人。その中で555人(2024年10月)…同じ公認スポーツ栄養士の松田さんのNoteにもあるとおり管理栄養士の0.2%ということになります。

最近ようやく”公認”スポーツ栄養士が認知されてきました。
”公認”とつけずに「スポーツ栄養士」「スポーツ管理栄養士」と名乗るのは確かにOKなのですが、ここは、晴れて資格を取得したわけで私は「公認」とつけております。



”公認”とは~国内唯一のスポーツ栄養の公的資格ができた背景~

公認スポーツ栄養士の公認は「日本スポーツ協会」と「日本スポーツ栄養学会」という両方の公認の資格ですよ、という意味です。

近年、様々な団体がスポーツ栄養に関する民間資格を作って、養成講習会などをしています。とても増えました。
スポーツトレーニング系の団体や、トレーナー団体のようなところが作っていたり、通信添削などでとれるものなどもあります。

さまざまなスポーツ栄養資格が乱立し、その個々のレベルにかなり差があるということが課題となったことで
”管理栄養士であることがまず最低ライン”
というスポーツ栄養の専門資格が作られたのです。

管理栄養士は国家資格であり、その前提としての栄養士という資格は必ず学校で学ばないととれない資格です。
”わざわざ学校へ行かねばとれない”
ということから、多くの方はスポーツ栄養の民間資格に流れるのか、民間資格で有名なものもありますが、公的な機関、施設にいるスポーツ栄養の専門家の多くは現在、「管理栄養士で公認スポーツ栄養士」か「管理栄養士」の資格で活動されているように思います。
 
なお、トップアスリートのいる現場でこの公認スポーツ栄養士資格を持っていない人もいらっしゃいます。今その仕事をしていたらまず時間的に受講が叶わないという人は管理栄養士の資格でトップアスリートに関わっているわけです。そこは当然な話です。

私の場合、某高校女子バレーボール部を顧問として強化しているさなかに県立高校再編計画のあおりで転勤を余儀なくされ、(当時ベスト8~4)実は失意の中での受講、資格取得でした。今になってみればあの時春高めざして寝る時間も惜しんで仕事とバレーボールにあけくれていたほどでしたので、転勤先の学校でなければ”公認”になるための勉強の時間はとれませんでした。


学校でしか学べない勉強


ここにたまたまヒットしたから読んでいる中高生、またはお子さんが栄養系に進みたいということでご覧になっている保護者の方がいるかもしれません。
 もし、そうであれば高校以降まずはきちんとからだのことや栄養のことを1から学ぶ栄養士養成校への進学を考えることをおすすめします。理由は栄養士は「学校」で学び、卒業しないととれないからです。
 
 また、管理栄養士の国家試験受験資格を得るためには栄養士という資格を専門学校か、短大か、大学へいき取得した上で、それぞれ実務経験が必要となります。2年制専門学校・短大なら3年間の実務経験、3年制なら2年間、4年制なら1年間です。
(唯一すぐに国家試験を受験できるのが「管理栄養士養成」の課程となります。初めから管理栄養士を考えるのであればここが最短で国家試験を受験できます)
一方、他の民間の栄養関連資格は社会人になったあとからでもとれます。


高校から先の進学を考えるときに…

 私は高校教員の後半10年間は校内で進路指導を担当しておりました。栄養、調理、製菓製パン系学校の進学と就職指導が主な仕事でした。
 そういう意味では大学生として栄養学を学んでいる人がその先スポーツ栄養に進むかどうか、というところの話以前の、その一つ前の食物・栄養系に行きたいけれど専門学校なのか、大学なのか、などの進路指導が本業でした。

 家族に対して食事を作る時の栄養的な知識は民間資格でも学べます。しかしながら人のカラダはひとりひとり違います。消化・吸収なども含め多くの方へ栄養の指導をするには専門の勉強が必要です。もし高校を卒業してその後を考える際は栄養を学んでどう活用したいのか身近な家族なのか、仕事としてなのかと検討してしてみてほしいと思います。
 その上で”仕事として”栄養に関わることをしたいなら「栄養士」「管理栄養士」の方向で進路を決定しましょう。費用の掛かる話です。しっかり検討してくださいね。


はじめましてなのに、自己紹介ではないですね。
バレーボール以外にもラグビー、野球、サッカー、ダンス、バトン・・・・変わったところでは他県の消防学校でもセミナーを担当しています。
この度、ご縁あり住んでいる神奈川県大和市の食育講師をやることに。
”いま・ここ”に集中していきます…



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