季節外れ?のさくら
先日上野公園を歩いていたら、視界の中に何か違和感が。
あの木に咲いている花、桜に見えるけど似た花かな?と思って近づいてみてもやっぱり桜の花でした。
枝の先の方に数輪のみ。
一分咲きから二分咲きくらいの間ぐらいで、花もいつもの桜より小ぶりで控えめ。
でも、どうみても桜の花の形。
暖冬だから?地球温暖化の影響?異常気象?やばくない?
と歴史の生き証人みたいな気持ちになったのですが
木に付いたプレートに書かれていたのは、
『十月桜』でした。
秋に咲く桜があることを初めて知りました。
秋にだけ咲くのではなく、春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きだそうで、秋には全体のつぼみの三分の一が、残りの三分の二は春に咲くようです。
花の大きさも秋より春の方が大きいとのこと。
道ゆく人々も私と同じように、桜の花を見つけると
「あったかいから間違えて咲いちゃった?」
と言い合っていました。
ちなみに桜は300種類以上あるそう。
お正月頃から咲くのは『冬桜』です。
植物や木に付けられた名前のプレートは、私たちに名前以上のいろいろなことを教えてくれます。