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なぜ書くのか?

このノートを書き始めてから、ずっと考えている。なぜ書くのか?

ある友人は、自分のために書くということで良いんではないか、と言う。また、ボケ防止のためにと言う事でもいいんじゃないか、とも言う。

自分のために書いたものを人様に読ませられるものか。ボケ防止のために書いたものなど、人は読まない。

第一、なぜ人は読むのか?
他人の心の内を覗き込むのが好きだからだろうか。そんな覗き見的な好奇心など止めちまったが良い。

などと言いながら、このノートを始めてから、驚きの連続だ。というのも、まずテーマ設定の多さである、多彩さである。文章力というのではなく、惹かれるのはその内容だ。そこに描かれている中身である。取材力っていうか、表現力、観察眼である。それとコツコツと書き続けた努力である。全く頭が下がる思いだ。

実はその昔、編集長だったというのも嘘ではない。一昔前にタウン誌ブームっていうのが全国的な拡がりを見せていた。40年以上前の話だ。その先駆けと言っていい立場だった。それは《シティ情報ふくおか》というタイトルで、福岡という街をもっと楽しい所、生き生きさせたいとの思いがあった。その初代編集長で、後の全国タウン情報ネットワークの社長でもあった。
でも、創刊当時の実物を見せられたら、恥ずかしくて逃げ出したい。それほど稚拙だった。だけど、やる気と元気さと若さに溢れていた。勢いがあった。

で、正直言って、舐めていた。このノートと言う存在を。所詮、素人の文章ばかりだろうと。ところが実際には先述の通りである。ひれ伏して謝りたい。すべての筆者、読者、このノートの編集者の皆さん、本当にごめんなさい。深くお詫び申し上げます。

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