ずっと気になっていたのだが、ようやく庭の草刈りが始まった。
私が住んでいるのは、住宅公団の賃貸物件だ。
ここを選んだ理由の一つに、庭の管理である。
以前住んでいた糸島は一戸建てだったが、庭付きだった。
当たり前だが、庭の管理は自分の仕事だ。
夏場はもちろん、シーズン毎に草刈りを続けた。
どうしても無理な時は、友人や業者に頼んだ。
それをこの住宅公団は、定期的にやってくれる。
それもこれも庭木などを含めて、綺麗に清掃してくれるという、ありがたい話である。
芝や庭木の整理には、後片付けが付きものだ。
それもやってくれるという話だ。
だが今年は夏過ぎから、なかなか始まらない。
コロナの所為もあるのかも知れんが、ハラハラしながら待っていた。
それがようやく始まった。
草刈機の快適な音や、庭箒の爽快な音色が響く。
見る見るうちに、綺麗に清掃していってくれるのだ。
本当にありがたいと言いたい。
清掃員の方にもその旨を話すと、イヤイヤとしか言葉はない。
それでもやっぱり、嬉しそうに笑顔で行ってしまった。
こんなやり取りや、ちょっとした言葉掛けが、重要なんだと思い知らされた次第である。