韓国の地方しか行かない 清州旅001 入国審査でつまづきVIP扱いされた初清州
9月上旬。2日前に買った格安チケットで成田→清州へ行ってみました。清州という町も空港に関しても情報がほぼないので、何も期待しない貧乏旅行のつもりでした。ところが、空港到着直後からハプニングに巻き込まれ、そのおかげで謎の地方都市、清州でおいしいものにありつけたのです。
清州国際空港では以下にお気をつけください
清州国際空港は民軍共用の空港だ。エアロ K321便では着陸準備が始まる頃から「ここからは写真動画ともに撮影厳禁」と機内アナウンスが流れた。空港でも撮影禁止エリアが多い。いたずら心で撮影して強制送還になるのはいやなので、素直に従う。
久し振りの韓国。到着予定時間の30分前に清州国際空港に着いた。「幸先いいなあ、今回の旅もいいことがありそうだ」とウキウキ。
到着から入国審査までスムーズすぎる
清州国際空港は民軍共用だからか、LCCなのにブリッジを通って入国審査に徒歩で移動できた。チェジュ航空で行った務安国際空港はひどい扱いで、到着機はゲートに着かず、タラップを降りてから滑走路横のアスファルトを歩かされた。離島の空港か。
エアロ K321便の乗客はほぼ韓国人で、外国人は私を含め10名もいなかったと思う。入国審査の列は3つで、1つは外国人用。のんびりトイレに行っていたら、あっという間に外国人用の入国審査が終了し、すべての列に韓国人が並んでいた。慌てて並ぶと、入国申告書に民泊オーナーの電話番号を書き忘れていたことに気づく。やば。
入国審査でトラブルを目撃してしまう
Airbnbのチャットでオーナーから電話番号を教えてもらっていると、はしっこのブースでキレまくっている日本人のおじいさんの声が響いてきた。言葉が通じないから、おじいさんのテンションはうなぎ登りだ。
強行突破しようとするおじいさん vs. 体で止める職員。
放置していたら、おじいさんは強制退去になるな。
他に日本人はいないし、入国審査を終えたお節介おばさんが、人助けしますかね。
おじいさんをなだめながら事情を聞いてみた。
なんだ、韓国人の妻の電話番号がわからないから入国審査で揉めてるのか。職員さんたちに事情を英訳しつつ、おじいさんの携帯電話を操作して妻の連絡先を見つけ出し、おじいさんに「この番号を書けば入国できるから、私は先に出て奥さんに事情を説明しておくよ」と伝えた。
民泊オーナーのおじちゃま、手作りの旗で大歓待!
到着ロビーには、そんなこととは知らない民泊オーナーのおじちゃまが、歓迎の旗を振りながら待っていた。すごい、こんなVIP扱いは人生初だ。
仕事でLAへ行ったらロングリムジンが待ってたことはあるけれど、ドライバーが持っていたのはネームプレートだ。旗じゃない、それも2本。しかも、男性が来ると勘違いしていたらしく、「女性が来るとは想像してなかった」と浮かれていた。韓国ではYUKIは男っぽい響きなのだろうか。
それはさておきと、心配顔でおじいさんを待つおばあちゃまに「もうすぐ夫さんは出てくるよ」と伝えた。
おじいさんは無事に入国でき、オーナーさんとおばあちゃまはいつの間にか友達になっていた。「有紀ちゃんありがとう」と感謝するおばあちゃまは、滞在中にご飯をごちそうすると約束してくれた。貧乏旅行だし、予定もないので当然、甘える。
ハラハラしていた若い職員さんたちが、やれやれホッとしていた様子が忘れられないよ。
着陸から自由になれるまで、最短記録
こんなトラブルに遭遇しなければ、着陸から入国と税関を通過して、到着ロビーに出るまで10分以内で移動できたはずだ。大邱よりも、ガラ空きだった務安よりも通過時間が短い。仁川なんて比較にならない楽さだ。国際便ではベルトコンベアは1台しかなく、受託荷物もすぐに出ていた。
国際便が少ない空港は、すべてがコンパクトでいいね。
清州国際空港、ばんざい。
と、こんなに書いたけれど、清州に着いてから30分間の体験談なんです。
盛りだくさんすぎた清州旅、まだまだ続きます。お楽しみに!
最後にちょっと宣伝させてください
清州国際空港からソウルへの移動についての記事、めっちゃ力が入っていて、最新情報に更新しています。KTXもSRTも使わない、現地在住の方以外は気づいていない、ソウル江南へサクッと移動できるバスルートを2つ紹介してみました。エアロK便成田発の利用者には、救世主となるはずです。
キョロキョロしながら清州を歩いたり、空港で人助けしたから、裏技に気づけちゃいました。有料記事ですが、清州経由ソウル行きの旅にぜひお役立てください。私もソウルに行くときに実践しようと思います。
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