サンダーボルトウイリアム

怪獣映画、特撮ドラマ、スポ根、歌謡曲、プロレス、野球。昭和のサブカルチャーについて、マニアックに追及しています。作品批評もやりますが、マニアックなデータにもこだわりがあり、秘蔵の記録を順次公開していければと思います。本業は映像クリエイターです。

サンダーボルトウイリアム

怪獣映画、特撮ドラマ、スポ根、歌謡曲、プロレス、野球。昭和のサブカルチャーについて、マニアックに追及しています。作品批評もやりますが、マニアックなデータにもこだわりがあり、秘蔵の記録を順次公開していければと思います。本業は映像クリエイターです。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介 はじめてのnote

すでに何本も投稿をしているので、改めましてとなりますが、自己紹介させてください。 本業は映像系のクリエイターをしています、サンダーボルト・ウイリアムと申します(1980年代に来日した、史上最弱レベルの外国人プロレスラーから名前を拝借しましたW) 怪獣映画、特撮ドラマ、スポ根、歌謡曲、プロレス。昭和のサブカルチャーについては、マニアックに追及しています。 実はコジラやプロレスについては評論をメディアで発表したこともあるのですけど。でもこのnoteでは当面、批評的なものは重視

    • 70年代アイドルの売上興亡史~天地真理VS百恵、淳子編

      ここ十数年のオリコンCD売上のランキングを見ると、特定の女性アイドルグループがずっと上位を独占しているのですが、70年代に女性アイドルが 誕生した初期は、季節ごとに激しい売上争いを繰り広げる戦国状態で、それをチェックするのが楽しみでした。 その模様をオリコン・データをもとに、ここに再現してみましょう。 女性アイドルは、1971年にデビューした『17才』の南沙織が起源とされ、その年の秋にデビューした天地真理が、翌1972年に『ちいさな恋』『ひとりじゃないの』『虹をわたって』で

      • ゴジラ映画と同時代のライバル映画

        ゴジラも今年で生誕70年です。何度も中断期間はあったものの、最も長期にわたって製作されているシリーズ映画と云っていいでしょう。 これだけ長きにわたると、ゴジラ映画が興行合戦を繰り広げたライバル映画も、すっかり様変わりしています。「ゴジラはどんな映画と戦ってきたか」。そこから日本映画興行の変遷が見えるのではないでしょうか。 ということで、ゴジラ映画がその年の興行ランキングベスト10入りした 年の、他の映画の顔ぶれを、紹介していきたいと思います(年代ごとに1つの年を選びました)

        • 大谷翔平を歴代ホームラン打者と比較する

          大谷翔平がナ・リーグのMVPを受賞しました。 今年の大谷は50-50という前人未到の大記録が話題になりましたが、私は単純に「54本」というホームラン数にインパクトを受けました。日本のプロ野球で長年アンタッチャブルの記録だった王貞治のシーズン55本に迫る数字ですからね。それを日本のNPBよりレベルの高いMLBで成し遂げたというのは、どれだけの高みかと。 これで大谷翔平は、この4年間で46本、34本、44本、54本と計178本のホームランを打ったことになります。この数字って、歴

        • 固定された記事

        自己紹介 はじめてのnote

          プロレスブック考察①~ストロング小林の悲喜劇

          そもそも私が記録やデータに興味を持ったのは、プロレスの勝敗の記録をつけていたことが契機でした。つけている徐々に、レスラーの格付けがあって、それによって勝敗が決まっている部分が見えてきて、記録を掘り下げるのが面白いと思えてきたのです。 そういうことで「ああ、八〇長かあ」と嫌になる人もいるかも知れませんが、自分の場合は、むしろどんどんプロレスへの興味が増していったのです。 勝敗が決まっていたとしても、その勝者の役を与えられるためには、何らかの競争、淘汰に勝ち抜く必要はあるわけです

          プロレスブック考察①~ストロング小林の悲喜劇

          歴代レスラーの看板タイトル戦勝利数

          歴代のプロレスラーの格付け的ランキングの第二弾。プロレスラーの、各団体の看板タイトル戦での勝利数ランキングをお届けします。 プロレスのタイトル戦の価値をどう見るかは様々ですが、やはりそこで多くの回数勝利しているレスラーは、試合を構成し、観客を引き込む技量において、卓越していると考えるのが妥当でしょう。 ただタイトル戦もピンからキリまであるので、メジャーと言われた団体(日本、新日本、全日本、NOAH)の、その団体の看板タイトル=フラッグシップ・タイトル、および、その団体の最高権

          歴代レスラーの看板タイトル戦勝利数

          民放テレビドラマの年間最高視聴率史

          歴代のテレビドラマの人気の変遷を見たいと思い、年間ごとの最高視聴率を調べました。 しかし、ただ「ドラマの最高視聴率」としてしまうと、NHKの朝ドラや大河が強くて、あまり時代性が見えなくなってしまいます。そこで今回は民放のドラマの最高視聴率に限らせていただきました(ビデオリサーチ資料による) 1960年代 1963年 図々しい奴(TBS)    45.1% 1964年 隠密剣士(TBS)     38.4% 1965年 愛染かつら(フジ)     38.5% 1966年 ウ

          民放テレビドラマの年間最高視聴率史

          筒美京平の年代別売上ランキング

          オリコンの作曲家別の歴代総売上枚数の1位は筒美京平さんです。 職業作曲家は1970年代と80年代でガラリと顔ぶれが変わるのですが、筒美さんはその2つの年代にわたって活躍し、70年代で5回、80年代でも5回、作曲家別の年間売上1位に輝いています。 筒美さんの歩みは、すなわち日本歌謡曲の歴史でもあり、彼が手がけたアーティストの顔ぶれの中に、時代の変化が見てとれます。 ということで、細かい年代ごとに、筒美さんの作品の売上ランキングを見ていきたいと思います。 まずはずらっとランキング

          筒美京平の年代別売上ランキング

          ゴジラ+怪獣映画の作品評価ランキング

          「怪獣映画を作品評価順にランキングしてみたら?」という興味が以前からありました。一般的には怪獣映画はイコール、ゴジラ映画だと思われがちだけど、実際にはゴジラシリーズ以外にも多様な作品がありますし。逆にそんな多様な作品群の中で、ゴジラシリーズはどの位置の評価にあるのかも気になりました。 ただ僕個人がランクづけをしても、客観評価にはなりませんから、ネットの映画批評サイトから、投稿者の平均評価点でランキングを作ってみようと思いました。 映画批評サイトは色々あり、「映画.COM」やヤ

          ゴジラ+怪獣映画の作品評価ランキング

          戦後「歌謡&JーPOPの歌姫」の記録

          女性ソロアーティスト、女性グループで、その年のシングル売上最高枚数をあげた人を「歌姫」とし、その歴代のリストを作りたいと思いました。 もちろんオリコンの記録を調べれば簡単に作れるのですが、ただオリコンチャートは1968年の誕生なので、それ以前の記録も含めた、戦後の歌姫史を俯瞰するリストを作りたいと思いまして。非公式なものながら、該当する資料があったので、参考として付け加えてみました。その結果、なかなか面白い発見のあるリストが出来上がったので、ご覧ください。 1945年~19

          戦後「歌謡&JーPOPの歌姫」の記録

          歴代プロスポーツの高視聴率を検証する~昭和はプロ野球の時代だったか?

          現在のプロ野球(NPB)人気が低下している、という見方をする人がいて(巨人戦の視聴率は低下しているものの、全体の観客動員数は好調なので、そうとは言い切れないと思いますが)、その理由として「昔はプロ野球しか娯楽がなかったが、今は様々な人気プロスポーツがあるから」とか「国内完結していた昭和と違って、今は世界と戦うスポーツに目が向いているから」といったことをあげる人がいます。しかし本当にそうなのかという疑問が、私にはあります。 確かに昔はプロ野球中継は常時20%台をキープしていたわ

          歴代プロスポーツの高視聴率を検証する~昭和はプロ野球の時代だったか?

          歴代レスラーのメインエベント出場回数ランキング

          プロレスは、他のスポーツのように記録では語れないジャンルだと言われています。勝敗も実力要素だけで決まるわけではないですからね。 それでもどうにかして、歴代のプロレスラーの価値を定めてランキング化したいという欲望が、自分にはありまして。どんな方法があるかと模索したんですが。 やっぱり「メインエベントに出場すること」、それも東京23区内の1万人以上が収容できる大会場でメインエベントをまかされることは、プロレスラーにとっては最大の価値ではないかと思ったんですね。 なのでこれを徹底的

          歴代レスラーのメインエベント出場回数ランキング

          昭和40年代の特撮アニメ視聴率戦争

          近年のアニメや特撮ジャンルの人気番組、視聴率上位の番組は顔ぶれが固定化していて、今から10年時間を遡っても「ワンピース」「名探偵コナン」「仮面ライダー」シリーズと、あまり新陳代謝がありません。 しかしかつて、アニメ特撮番組の黎明期であり、全盛期であった昭和40年代(1965年~1974年)の10年には、入れ代わり立ち代わりの壮絶な、子供向けヒーロー番組の覇権争いが繰り広げられていました。 その視聴率バトルを実感してもらうべく、各回ごとの詳細なデータが残っている人気番組の視聴率

          昭和40年代の特撮アニメ視聴率戦争

          ゴジラ映画の観客動員数について

          はじめまして。怪獣映画と特撮モノ、スポ根モノ、歌謡曲にプロレスがマニアの昭和世代の人間です。色々と批評的なこともしていきたいのですが、とりあえずそれぞれのジャンルについてデータマニアなもので、持っているマニアックなデータからの考察をしていきたいと思います。 ゴジラ映画全観客動員数ランキング まずはゴジラ映画(実写に限定)全35作を、国内の観客動員数という視点から考察したいと思います。最新の『ゴジラ-1.0』や『ゴジラ×コング 新たなる帝国』まで含めたランキングがなかったの

          ゴジラ映画の観客動員数について