見出し画像

【Autohotkey】右手の位置を変えずにカーソルキー移動&gmail,googleカレンダーを一発で開く【ショートカット】

こんにちは!私です。
Autohotkeyで右手の位置を変えずにカーソルキー移動&gmail,googleカレンダーを一発で開くショートカットを入れているので、導入手順とスクリプトを公開します。


文章を書く際、上下左右キー、Page Up、Page Down、Home、End、Enter、Backspaceキーなどは、通常のキーボードの標準ポジションから手を動かさないと押せません。

そのため、ポジションを変えずにこれらのキーが操作できるようになれば、文章作成のスピードが向上します。

私が設定しているショートカットのスクリプトと、セットアップ手順を公開したいと思います。

これを使うとできること

右手に関してはポジションを変えずに操作する事が可能になります。左手はリンクのショートカットです。

体感だと「数十行の移動」はマウスを使った方が早いですが、「文頭/文末への移動」や「上下左右の細かい移動」はこちらを使う方が早くなると思います。

指の配置

①右手:上下左右のカーソル移動のショートカット

オレンジキーを押しながらだと、青色キーが↑↓←→のカーソルになります。

②右手:home,end,pageup,pagedownキーのショートカット

オレンジキーを押しながらだと、緑キーが下記のキー配置になります。
 u:Homeボタン
 o:Endボタン
 y:PgUpボタン
 p:PgDnボタン

また、

 home/PgUpボタンで文章の先頭/行の先頭にカーソル移動
 end/PgDnボタンで文章の末尾/行の先頭にカーソル移動

などの機能を設けているツールは多いので、これらがすぐ押せる事で、文章入力時のカーソル移動が早くなります。 

③右手:エンター/バックスペースキーのショートカット

オレンジキーを押しながらだと、赤キーが
 H  : Enterボタン
 ; : Backspaceボタン
になります。

④左手:gmail、googleカレンダー、エクスプローラー、Downloadをショートカット一発で開く

windowsの標準OSでは、Win+何とかキーの組み合わせでショートカットキーになる事が多いので、これを少しカスタマイズし標準のショートカットの延長で使えるようにします。
これでショートカットは覚えやすくなります。

何をショートカットにするかは人によって違うと思いますが、gmailやgoogleカレンダーのリンク系は使用者が多いと思うので、1~9にそれぞれ割り当てています。他にも、チャットツールやTODOタスク等へのリンクを設定しても便利そうです。
エクスプローラーを開く時のショートカットは「E」ですので、私は同様にCドライブであれば「C」、ダウンロードであれば「D」という風に関連させています。

Windowsキー+ 1 :gmailを開く
Windowsキー+ 2 :googleCalenderを開く
Windowsキー+ c :exploror(Cドライブ)を開く
Windowsキー+ d :downloadを開く

※注意事項

リンクするファイルパスは自分のPCに合わせてカスタマイズする必要があります。
下記に簡単な説明と、autohotkey wiki にも説明があるので、困ったら参考にしてみてください。

Run(外部プログラムを起動する)コマンドの説明

例えば「【windowsキー】+【数字の1キー】を押すと【Chrome】で【gmailのリンク】を開く」という場合は、

【(左の)Winキー】 & 【数字の1キー】::Run , "【chrome.exeのファイルパス】" "【gmailのURL】", , max

というフォーマットになるので、自分が使いたいキーや、ブラウザ、URLに修正します。
実際のスクリプトは下記です。

;gmail
LWin & 1::Run , "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" "https://mail.google.com/mail/u/0/?tab=rm&ogbl#inbox", , max

導入手順

設定にあたって、左手は良いのですが、右手の「カタカナ/ひらがな」はAutohotkeyは認識してくれません。
なので、「ChangeKey」というツールを使って「カタカナ/ひらがな」キーを「F13」という架空のキーに割り当ててあげています。使用にあたっては、先人方が何名か「F13」を適用されているので、参考にさせて貰っています。

設定方法
①「ChangeKey」をDLし、アイコンを右クリック➡管理者として実行(A))を押して管理者権限で開く

管理者権限で開かないと設定できません

②「カタカナ/ひらがな」キーを選択し、
「どのキーに変更しますか?」というウインドウで、「Scancode」を選択する

「Scancode」を選択する

③ボックスに「0064」を入力する
これがAutohotkeyだと「F13」キーという扱いになります

「0064」を入力する

これで、Autohotkeyくんが「カタカナ/ひらがな」キーを「F13」として認識してくれるようになりました!

④AutohotkeyをDLする
⑤スタートアップに下記スクリプトを貼ったファイルを保存し、拡張子を.ahkにする。

スタートアップの場所:
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

スタートアップにスクリプトをそのまま貼った.ahkファイルを配置する

実行するとタスクバーにautohotkeyくんが常駐している事がわかります。
スクリプトを修正した場合などはこのアイコンを右クリック
➡「Reload This Script」を押すと再読み込みされます。
※消したい時は下の「Exit」を押すと消えます。

タスクバーに常駐する


スクリプト

最後にスクリプトを記載します。
使用方法はこのままコピーして(URL等は編集して)ファイルに保存するだけです。

;windowsキー無効化
RWin & l::
RWin & d::

;【右手親指+人差し指~小指でカーソルキーまわり】
;home,endキー(行頭、行末に移動など)
F13 & u::Home
F13 & o::End

;pgup,pgdownキー(ページアップなど)
F13 & y::PgUp
F13 & p::PgDn

;←↑↓→キー
F13 & j::Left
F13 & k::Down
F13 & i::Up
F13 & l::Right

;enter、backspaceキーが右手移動なくできる
F13 & h::Enter
F13 & `;::Backspace

;gmail
LWin & 1::Run , "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" "https://mail.google.com/mail/u/0/?tab=rm&ogbl#inbox", , max

;calendar
LWin & 2::Run , "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" "https://calendar.google.com/calendar/u/0/r?tab=rc", , max

;exploror
LWin & c::Run , "C:\" , , max

;download
LWin & d::Run , "C:\Users\user1\downloads" , , max

; Win+Lが使えなくなるので、代わりにWin+R キーを押すとスリープモードにする
LWin & r::
  Sleep, 100  ; 少し待ってからスリープに入る
  DllCall("PowrProf\SetSuspendState", "int", 0, "int", 0, "int", 0)
return


ショートカット/Autohotkeyは便利なツールですので、色々と試してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?