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星尾神社

毎年8月7日に岡山の星尾神社で、全国各地から集まった短冊をお焚き上げし、天に願いを届けるご神事がある。

偶然にも、私たちが行った令和5年(2023年)のその日がご神事の日で、正に始まろうとしている時だった。

厳かな空気と、燃え上がる音と炎に長い間見入った。

全国から集まった短冊
こんなに多くの人がそれぞれに願いをもっている。
それを叶えたくて短冊に願いを書いてこの神社に送っている。
なんと可愛らしいことか。


願いがあること
願いを叶えたいと思う心
その人たちを想像すると
愛おしくて愛おしくてたまらなくなった。

願いがあることも、悩んでいる人間の姿も可愛らしく、愛おしい。
すべてを包み込みたい気持ち。
ご神事で燃え上がる短冊を見ながら、そういう気持ちでいた。


人間として悩む自分がいる、そんな自分を愛おしく思う神のような自分もいる。

人間として願いをもつ自分がいる、願いを叶えようとする神のような自分もいる。

神社で願いをする自分、それを愛おしく叶えたいと思う神のような自分。


どちらも自分で、どの自分も心の中に共にある。
そんな気持ちになった、そんな気持ちに気づいた。


















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