キッチン ステンレスのサビを落とす
「キッチンのサビを落としたい」と娘からの問い合わせ
数日前に、一人暮らしをしている娘から「キッチンのサビを落としたい」とLINEで連絡がありました。
「シンク周りがサビだらけで何を使ったら落ちる?メラミンスポンジで擦ったけどとれなかった。」との内容。
キッチンのサビ(ステンレスのサビ)を落とすには、
・下洗いをしっかり行う
・研磨剤を使って擦る
それでもだめなら、
・ケミカルを使う
素人ができるのは、こんな所でしょうか?
サビの様子がよくわからないけど、とりあえず、ごくごく一般的な内容を娘に伝えることにしました。
娘には、こんなサビ落としの方法を伝えました
娘は「飲食店勤め」で「賃貸住まい」の前提条件があるので、キッチンの下洗いは職業柄省略しても良いと判断。ケミカルの使用は賃貸物件のため控えようと判断。残るは、研磨剤を使って擦るになります。
メラミンスポンジで落ちないということなので、今回のサビは、なかなか頑固そう。
今回は、以下の順番で試すよう伝えました。
1.サランラップを丸め、これに歯磨き粉をつけて擦る。
2.サランラップを丸め、これに、クレンザーをつけて擦る。
3.アルミホイルをたたみ、これに、クレンザーをつけて擦る。
4.スチールウールを買ってきて、擦る。
5.2000番くらいのサンドペーパーを買ってきて、擦る。
ほとんどの場合、3番のアルミホイル+クレンザーで落ちるはずです。
現在、1番のサランラップ+歯磨き粉を試し、落ちなかったとのこと。クレンザーが手元になかったため、今後2番3番と試してみるとのこと。
現在奮闘中のようです。
私の家では、こうしてサビを落としています。
1.下洗い
私の家のキッチンは、ワークトップが人造大理石で、シンクがステンレスです。なので、シンク中心の下洗いということになりますが、見た目はきれいそうに見えて、これが結構汚れています。
サビを落とす前には、下洗いを入念に行います。
我が家の下洗いは、始めに酸素系漂白剤のアルカリ性を使って【油汚れ】や、【洗剤汚れ】を落とします。
クエン酸や塩酸(サンポール)などの酸性ケミカルも使いたいところですが、ステンレスが黒ずむので、ステンレスに酸性洗剤は使用しません。
次に、クレンザーとスポンジの組み合わせで全体を洗い流します。ここまでやると、サビている箇所がはっきりとわかります。
この段階で、副次的効果として、下洗いして汚れが落ちたステンレスは、次の赤サビが発生しにくくなっています。
2.いよいよサビ落とし
いよいよサビ落としです。築15年ほどの我が家のキッチンは2番のサランラップ+クレンザーから始めます。(新しいキッチンの方は、研磨力の弱い歯磨き粉から始めることをおすすめします。)
これで落ちなかったサビは、サランラップをアルミホイルに持ち替え、擦ります。アルミホイルは、スチールウールやサンドペーパーなどの「物理的に削り落とす」に近いですが、ステンレスへのダメージが幾分少ないので、そーっと、そーっと擦っていきます。
コツは、サビをゴシゴシと一度に落とそうとせず、途中洗い流しながら、最低3回くらいに分けて少しずつ擦ると、表面が滑らかな質感になっていいと思います。
現在、我が家のサビ落としは、ここまでにしています。
1年ほど前、サンドペーパーで物理的に表面を削ったことがあります。サビはすべてなくなりましたが、磨き傷で表面がまだらになり、お世辞にもきれいとは言えませんでした。
なので、今はサビが目立たない程度で十分と考えています。
3.サビの発生を抑えよう
キッチンのサビ発生の原因は、ほとんどが【汚れと塩分】【もらいサビ】です。
汚れと塩分が原因のサビは、小さなサビを見つけたら早めに洗ってクレンザーで擦るのがおすすめです。
もらいサビは、ステンレスの上に違う金属を置かないなど、違った注意が必要です。
いずれにせよ、サビを予防すれば後のリカバリーが楽で、キッチンがきれいだとキッチンに愛着がわき長く使えると思います。
おわりに
今回は、娘からの問い合わせから端を発してキッチンのサビ落としについてまとめてみました。
タイトルの写真は、恥ずかしながら、我が家の約15年物キッチンのシンクです。
サビ落としに使用した材料は、
酸素系漂白剤 大さじ1杯
サランラップ 20cm
アルミホイル 30cm
クレンザー 大さじ2杯
となりますが、十分きれいになりました。
いろいろなケミカルを使ったメンテナンスは、youtubeなどに沢山投稿され、その技術力が惜しげもなく公開されています。きれいさを保つには、そこまでの技術は必要ありません。
また、TVで派手に宣伝されている、高価な洗剤を使わなくてもきれいさは保てます。
この記事を読んでくださった皆様が、ほんのちょっとの知恵と労力をつぎ込んで、愛着あるきれいなキッチンを実現し、みんなで物を大切にしていけたらうれしい限りです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。