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大好き、ヒコロヒー


ちょっと硬いテーマばかり続いていたので、今回はこのブログを始めた本来の動機であるヒコロヒー賛歌を書いていきます。

●鼻にかかった風邪気味のような声がいい。聞きやすい。
●髪をかき上げる仕草がよい。とくに富士額という髪の生え際の形がかっこいい。明治のころは美人の絶対条件でした。最近前髪をそろえて切ってしまってあまりそのポーズが見れないのがさみしい。ショートヘアにする前の中村アンか往年の浅野温子のように、またガンガンかき上げて富士額を見せてほしい。「おこたしゃべりチャンネル」で森本さんと鳥山さんが、ヒコロヒーのいないところでやたらかき上げてモノマネしていました。(このyoutubeチャンネルは売れてない頃の苦闘するヒコロヒーがかいまみえて感慨ふかいです。)

●顔が大きくてのっぺりして目が細い(だからいい)。有吉いわく「松竹の山口百恵」。久しぶりの顔のタイプの登場。(個人的な好きな顔の系譜は、辺見えみり→真鍋かおり→ヒコロヒー、原英莉花さん)
●首が太い(だからいい)。ラジオで大竹まことさんが美人は首が細いものだけどと言ったら、光浦やす子さんいわく「キングダムの女武将のようでかっこいい。」
●お肌がきれい。TVであそこまですっぴん感を見せれるのはすごい。その素肌感にどっきりする。ふつうの女性芸能人の顔は、表面に何かうすい膜のようなものがかかっていて、CGのように画面の粒子がそろって見えるけど、ヒコロヒーのところだけ、CG感がなくて、まさになまなましくみえて感動する。
●化粧の薄さ・少なさということから、あまり自分を飾り立てないというか、なんか「自分の存在自体をぽんと投げ出す」かんじが表現されているのでかっこいい。自分に自信があるというか、自己評価が低すぎることは決してないし、自己愛が強すぎるというのでもない。つまり「こじらせていない」かんじが心地よい。ウイカとか指原のような厚塗り韓国風化粧で、しっかり仮面をつくって自己防衛しているスタイルとはちがう。
●衣装も地味であまり気にしていない感じがいい。理由は上と同じです。

●いっけん強面(こわもて)風に見えるけど、意外と(無意識に)あざとく可愛いところがある。焼き肉屋のロケで大将に食べ終わったことを、口をアーンと開けて見せていた。
●つまりギャップをきちんと設定できている。「ああ見えて意外と」優しい、友達思い、などなど、最初の恐くて強い雰囲気をしっかりとフリにしている。
●オズワルド伊藤が「金借りチャンネル」で、「すぐ泣く、口げんか劇弱、でもそこがみんなに分かればすぐ売れる」といっていたが、まさにそのとおりで、そのギャップが知られるようになって売れた。
●印象派が好きとかいう、素直な趣味の表明がいい。ほかにもイラストとかギターとか、マニアックすぎず押しつけがましくもない。
●文章がうまい。水道橋博士が見抜いた通り、開高健の文体と語り口を手のうちに入れている。この間のホステスのドラマのセリフが凄かった。くどく、内容豊富で途切れない。
●一見フェミニストのように見えるが、本人はマッチングアプリでいい出会いを探してデートしているみたい。(自分の凄さがぜんぜんわかってない!)3時のヒロインの福田さんいわくワンナイトなし。貞操は固いのでファンとしてはちょっと安心。
●交友関係が強い。第七世代として売れた人たちとはずっと前から交友があった。霜降り、Aマッソ、3時、きつね、納言みゆき、さらば森田、オズワルド伊藤、トンツカ森本、岡ちゃん、などなど。売れるときはそして売れてからも結局は人柄なのです。
●目上の人たちとの絡み方がうまい。さすがスナック10年の経験は伊達ではない。(このフレーズ前に書きました。)
 ちなみに「さまーずチャンネル」に初登場したのを見たのがぼくがヒコロヒーにハマるきっかけで、そこから金借り、おこた、と見て、家賃3万7千円岡ちゃん家でのすき焼きの終わりのほうで、カメラを回している人にいっしょに食べようやと誘った優しさに心つかまれました。
 さてヒコロヒーは、しっかりとさまーずにハマって「さまーずチャンネル」にはその後も何回か出て、バラエティにおけるヒコロヒーの取り扱い説明書がそこで確立されたので、売れたきっかけは「さまーずチャンネル」だとぼくは思いますが、三村さんに聞かれたヒコロヒー本人は有田ジェネレーションと答えた時の、三村さんの寂しく、悔しそうな顔が忘れられないです。ヒコロヒーよ、そこは「さまーずチャンネル」だろう。でもその収録前に「正直散歩」と「酒のつまみの話」2本撮ってきてお酒をいっぱい飲んできたので、気が回らなかったのかもしれません。
 (余談ですが「さまーずチャンネル」登場の時に見た松竹の顔の小さいきれいなマネージャーの方がいましたが、一ヶ月前までクロちゃん担当ということで、たちまちヒコロヒーを爆売れさせて、松竹芸能の2枚看板(社長曰く)に仕立て上げるというどんな凄腕の持ち主かと今更ながら思います。)

●もちろん、芸人としての実力・表現力はいまさらいうまでもない。どんどんコント番組をやってほしい。
●こんなことをつらつら書いていると、本人から「知った風なこと訳も分からんもんが書きくさってー。」と「ストロベリーガチンコファイトクラブ」のように逆切れされるかもしれないので、いったんこれでおしまいです。

この迫力、そしてこの艶めかしさ!


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