
アワビの貝殻
アワビは生も柔煮も好物
久しぶりに食した
アワビの貝殻を
子供みたいに
なかなか捨てられません
内側の輝きが好きなのです
何度見ても真珠のような光沢にうっとり、、、
八橋蒔絵螺鈿硯箱
(やつはしまきえらでんすずりばこ)

カキツバタの花が
アワビ貝を用いた
螺鈿(らでん)細工
この
螺鈿細工の原料が
大好きなアワビの貝殻と分かった時
画家で工芸家の
尾形光琳(おがたこうりん)が身近になりました
江戸時代の作で国宝です
今も貝の輝きは
あせていないと思います
螺鈿(らでん)とは
貝殻の真珠層を板状にして
木地に定着させます
昭和時代、わたしが子供の頃は
和服をお召しになってる方が
多かったですね、、、
その方たちの髪には
晴の日に、螺鈿細工の
かんざしを見かけたもです
光の加減で七色に輝き
和服姿を華やかにしていました
短い髪の自分でしたが
憧れたものです
洋服のボタン
今はプラスチックボタンが普通ですが
20年以上前の
母が愛用していたジャケットには

貝殻のボタンがついています
ボタン穴に通す度に
宝物にふれているようです
その手触りは
一つとして同じではなく
光の当たり具合で変わる
奥ゆかし光沢は優美です
ボタンの種類
ボタンになる貝は多いですね、、、
もちろんアワビ貝、
高瀬貝、黒蝶貝、茶蝶貝、白蝶貝、
アコヤや淡水のパール貝 等々





大昔の人は
おまじないの意味合い等でも
貝殻や勾玉を
ペンダントやネックレス、
ブレスレット等にして
身につけていたとか、、、
いつか
素敵な色味の貝ボタンに
願いをこめて
小箱にそっと置いたり
アクセサリーに変身させたり
それから、、、
よくばりさん、お次は?
わかりませ~ん、、、