24/04/28
自分の内側を探ろうとすると、どうしようもない気持ちになる。
自分の内側という現実ではないこと。とおくとおく。だめ。
ただそこに、花があって、風があること。
今日があって、明日があること。
死のうと思ったから、そのまえに、全部捨てること。死なないのに手放すこと。わたしがおそろしいことは、きっとなんにもなくなってしまうこと。
薄れていく。感情が擦れて、色がわかる。
掠れたその色彩は、なんと単調なことだろう。
眩さは、目をくらませて、視界を焼くから。焼かれた視界で目の前のことだけを判っていられたらいいのに。
遠ざけたものがまた近くに転がり込んでくる。
こんなところまで原点回帰しないといけないの?
誰かに踏み躙って貰えるように床に転がした。せめてその感触でわたしのことを知って欲しかった。
指先が触れる。感触が伝わる。柔らかさ、体温、湿度、そして意図が流れ込む。そこまででいいのに。それだけでいいのに。
どうか、追いたてて。