著者と語る朝渋『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』著者・佐渡島 庸平さん イベントメモ
6月11日に朝渋で行われた佐渡島さんのイベントに参加してきました。
僕は早起きが苦手でいつも8時半くらいに起きているので、6時半に起きた時は正直「ほんと行きたくない…」と思っていたんですが、
・意外と目覚めがよかった
・雨もそんなにキツくなかった
という理由でとりあえず行くだけ行ってみるか…と重い腰をあげて参加しました。
結論としては行ってよかったなと思える内容でした。
・7時のスクランブル交差点は空いている
・9時始業にも耐えられてる(進行形)
・朝渋というコミュニティを体感できた(隣の人は朝渋参加者で佐渡島さんを知らなかった)
・ナマ佐渡島さんを見れた(意外と淡々としてた)
・情報収集の方法、自分に目を向けることの大切さを学んだ
などいろんな気づきがあり、少しですが普段の生活の枠を広げることができました。
また佐渡島さんを知るキッカケとなった本で見た「分人主義」が出てきた点も楽しいと感じた理由の1つです。
自分の振り返り用にメモをつらつらと残していましたが、ただ仕舞っておくだけでは勿体無いと思い、復習もかねてメモをまとめました。
(あくまでメモなのでレポートではない点はご了承ください)
(関係者的に記載NGの場合ご連絡ください)
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■フラットに捉えている
コルクラボではあだ名で呼び合う。
普段ってタメ語で話す機会がない。
(普段の生活では会社とかお店で話さないよね)
→つまり人生のほとんどは緊張状態(気を遣っている)
例えば堀江さんは他人に全く期待しない
お酒、飲み物がないのに運営の人とか気づいて誰か淹れてくれないかな〜とかを期待しない
これはフラットに捉えてると言える。
■情報過多
ほかにも蔦屋書店でも同じようなイベントやってる
(みんな知らなかった)
→今の情報経路がめちゃ多い
例えば、昔の報道ステーションでは特集など影響力があった
(特集をほかの報道機関がピックアップしたりしてた)
いまはそんなこと少なくなった。
ほかにも新幹線の傷害事件だと
テレビニュース、ニュースアプリ、Twitter、誰かからのLINE…etc
■情報収集
NetflixとかYouTubeのタイトルが多すぎて、最近は何を見たらいいか分からない
→「まずはこれ!」みたいにブログなどでキュレーションが大事になる
例えばYouTubeのカテゴリーごとのAbemaTVみたいなサービスがあれば充分価値がある
→僕たちは普段いかに情報に溺れているかということ
最近のテレビが取り上げられるのは、ヒットのはじまりではなくヒットの終焉のもの
例)テレビでゆうこす取り上げられた件
Q.佐渡島さんの情報収集方法は?
A.収集する人を絞っている
例)堀江さんは刑務所にいる時、僕より科学技術について詳しかった
勤めていた会社の雑誌モーニングの情報も聞かれて初めてわかる、知ることが多かった
Newspicksとか集団はある程度信頼するけど、中の人の入れ替わりもあるから最終的には個人を信用する
→だからインフルエンサーとか個人がエンパワーメントされてる
例)誰かがラーメン屋中本がすごく好き
周りの人も影響されて中本に行きたくなる
→他人からの影響を知らず知らずに受けてる
Q.コミュニティはいくつくらいあればよい?
A.コミュニティ5,6個は入っていい
→いまは会社+家族とかしかなく少ない
例)ポケモンgoのコミュニティがすごい面白い
地元のジムを守るためにしろくじずっとポケモンgoをやっている、地域の人とつながり合ってコミュニティを盛り上げてる
→商店街の復活を感じてる
例)育児中の女性がつらいのは分人主義でいうと自分が1人しかないから
(接するのが家族、特に子供だけになる)
分人が固定されるとすごいストレスに感じる
→3〜5個くらい分人があると良いんじゃないか(3人以上をコミュニティ)
■コルクラボの設立背景
見城さんの本にあったように癒着目的。
これまでは本を売るために書店員さんに癒着することを狙ってた
→しかしいまは情報過多で意味が薄まってきた
昔から1番うまいのはジャニーズ
オンラインとオフラインをうまく混ぜて試行錯誤をするためにラボを作った
例えば学校などのように、コミュニティの運営(先生)が全体の1割とかだと1人あたりの運営費用が高くなる。かつ参加者は受け身になる
→情報過多の時代、「上質なインプットはなくなってきている」という仮説を試している。
自らアウトプットを出していく、そしてアップデートしていくを大切にしていく
自分の人生、自分のやりたいことやればいい
朝渋でもなにか学ばなければいけないなんてことない
→ダラダラ生きる、幸せにならなきゃと思う必要は全くない(縄文時代の人はそう思ってないはず)
全コミュニティで自分のしたいことをやる権利がある
Q.自分でハードルを越えるためには?
A.キーワードは「聖なる一歩」と呼んでる。
仲間内で声をかけることが大切。
(スラックで「これは聖なる一歩!」とか言われると嬉しい)
でも会社では「やりたくないことはやりたくない」は通用しない
やりたいことを自由にやって「じゃあ給与なしで!」は成り立たない
→安定的給与と上からの指示(業務)がトレードオフだから
■コルクラボの理念
「仲間と無駄なことをやりすぎて、ぜいたくな時間を過ごす」
→明日から30日で1000万をうまく使える人は少ない
(いろんな常識などに縛られて、見えない檻がある人がほとんど)
人生は回り道する方が楽しいこともある
例)漫画家あおきゆうじさんは回り道をしたお陰でナニワ金融道かけた
なにが無意味か有益かは後からしか分からない
(けどアウトプットは早めに出来れば楽しい)
後から振り返って良かったと思えるためにブレない軸がほしいね
■質問タイム
(佐渡島さんから参加者への質問)
Q.なにが1番大事?
自分?身の回り?美?正義?
A.佐渡島さんの答えは自分
他人の幸せも結局は自分の幸せ
例として離婚した話。
妻を1番幸せにしたいと思ってたけど、自分はそのままだと1番幸せにはなれなかった。
自分が健康で動けなければ人に気を使えない。
デブも伝染するように幸せも伝染する。
自分が幸せになれば周りにも伝染する。
(相手を幸せに、とか思うと「こんなにやってんのに!」と思ってしまう)
自分の幸せを考えれば、結果的に周りも幸せにできる
だれも自分の幸せを考えてはくれてない
例)リーマンショックで佐渡島さんの海外赴任がなくなった。関係ないのに!
→主語が他人(会社とか政府とか。「いまの政治はここがダメ」的)にある人は、自分の人生も他人事のように捉えていると感じる。
自分はどう変われるか。
Q.コミュニティが大事なことは理解しているが、周りにうまく説明できない
A.この人はべき論や固定概念が強い。大事だと思わなきゃならないと捉えてる(まずは本当に大事かから始まる)
スポーツはインテリジェンスな戦争
好きな小説の「インドへの道」という本で、一緒にスポーツやってるとインド人もいいやつだと思えるという冒頭がある。
(でも実際はカースト制度とかあってぐちゃぐちゃ)
人間は動物だからいいやつだなと最初に思えれば良い。飲み会とかよりも。
(コルクラボvs箕輪編集室でフットサルする)
Q.コミュニティ運営のコツは?
A.コミュニティの存在意義の言語化ができれば。新しく作る必要ある?とか。
Q.データとの向き合い方は?
A.fabカフェではiot機器で注文とか会計を店員に伝えられる。
似たようなの遣ってラボの満足度とるとか、あとは温度湿度と満足度の相関とろうかなとか考えてる(未定)
■最後に
頭で「これは得になる」とかの意思決定が古くなってきてる。
また体の声や感情を無視しがちになってきている。
自分の感情を大切にしたい(気づいてない人も多い)。
夜寝る前に今日1番感じた感情を考えることってすごい難しいよね。
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以上です。
簡単なメモなので、参加していない人には前後の文脈がなく、分かりにくい点があったかもしれません。
今回のイベントには参加できなかった人は、
6月25日(月) 19:00~21:00@代官山蔦屋書店でイベントもあるので、ぜひ参加してみてください。
(僕も参加します!)