子供がいない時間
妻と子供がしばらく鹿児島のおばちゃん家に行っており、
東京には自分ひとりになっている。
子供が生まれて半年、ひとりになる時間って本当になかった。
仕事ができていない自分にとって、育児に関わる時間を多く持てることは、幸運な時間だとはわかっていた。
けど初めての経験で大変な思いもたくさんしている。
心に余裕がないことも多かった。
夜中起こされてしんどくなる時もあれば、やる家事に追われてくたびれる時もあった。
だからひとりの時間ができることを楽しみにしていたし、楽しめるとも思っていた。
ただ、ひとりになって思うのは、
自分で充実感を持つことの難しさ
いつも子供が充実の中心でいてくれたんだなということ。
子供といる時間は目の前に育児というやることの尽きない仕事がある。
だから忙しい。でも、それは充実感の塊でもある。
子供の笑顔が見えたら心が踊るし、泣き止まなかったら焦ったり疲れたりと
心が忙しくなって、圧倒的な疲れと悩みと満足感と癒しを手に入ることができる。
だからひとりの時間が欲しいと切に願っていたわりに、早く充実した毎日に戻りたいとも思う。忙しくなるのだけど。
この感情は大切にしたいなと思う。
子供が小さい時ってそんなに長くないし、あっという間ときくから。
なんでもそうだけど、離れて分かることもある。
ひとりの時間は確かに必要だけど、
子供といる時間の貴重さはきっと気付こうとしないとあっという間に
過ぎ去っていくんだろうなと思う。
大変だなーと逃げてしまうともったいない。
切り替えが下手だと言われれば、それまでだけど、
忙しさや大変さの裏にはメリットがちゃんと存在している。
思い詰めるほどじゃなければ。
そこに気づけたという意味では、ひとりの時間に感謝したい。
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