バンクシー作品バラバラ事件
海外の美術館を巡るための情報を共有するためのオンラインお茶会を実施いたします。
こちらのお茶会ではこれまでも海外の美術館へ訪問されたことのある方、もしくはこれから海外の美術館巡りをしてみたいと考えている方を対象として皆様で情報を共有できればと考えておりますのでご都合あいましたらよろしくお願いします^^。
↓詳しくはこちら^^。
皆様こんにちは、「海外美術館巡り情報を共有するスレ」管理人のタカギシです。
こちらの記事では”バンクシー作品がシュレッダーにかけられてバラバラになってしまった事件”について語ります^^;。
バンクシーの作品がなんらかの被害に遭うというのは過去にいくつかあるみたいでして。
美術館に所蔵された作品でも美術品を傷つけてやろうと考えるおバカさんによって被害を受けることがあるのにバンクシーの作品は悪く言えば野ざらし状態ですから被害に遭うのは避けられなさそうですよ(T-T。
価値ある芸術品を傷つけるようなことしてはイカンです(--;。
こちらの記事ではバンクシー作品が額縁の内部に仕掛けられたシュレッダーによってバラバラになったという事件についてなのですが、少し話が分かりづらいかもしれないですので時系列的にお話します。
本作品は2002年に制作された壁画「風船と少女」の派生作品で、キャンパス生地に描かれており、壁画(ラクガキ?)が多いバンクシー作品の中では極めて希少な作品の1つとされています。
2006年に開催されたバンクシーの個展barely legal(ギリギリ合法www)の後、風船と少女は友人にプレゼントされました。
キャンバス、ボード、エアゾール・スプレーとアクリル絵具が使用されて制作されたそうです。
そして2018年に風船と少女はオークションに出品されて落札後、内部に仕掛けられていたシュレッダーによって作品がバラバラになりました(--;。
バンクシーはプレゼントした作品がその後オークションにかけられることを予想していたようでして友人に手渡す前に自動シュレッダーの装置を額内に設置していたと主張しています。
それにしても2006年からシュレッダーを内部に仕込んであったというのを誰も気づかなかったのでしょうか?
なんかこの額縁やたら重くね?・・・みたいにおかしいと気付きそうですよね(^-^;。
あとオークションで億単位の値段で売られるかもしれない"商品"なのだからオークションの管理会社の人が事前にしっかり検品するのでは?その時にシュレッダーが見つからなかったとしたたおかしいような気がします・・。
バンクシーの代理人を務めるペストコントロール(バンクシー作品を扱う会社)はバラバラになったバンクシーの作品を「愛はごみ箱の中に」と名付けました。
「愛はごみ箱の中に」というタイトルがいいですよねwww。
100万ポンド(約1億5000万円)以上の価格でバンクシーを落札した女性はバラバラになった後でもこちら絵を購入する意向だと発表されました。
ちなみに落札者はオークションを主催した会社と長い付き合いのあるヨーロッパ在住の匿名コレクターでして購入者の女性は、「最初はショックだったが、今回の事件が自分の所有作品が美術史に残るきっかけにを作ったことに気づいた」とのことです。
たしかにオークション後にバラバラになった作品というのは美術史の中でも前代未聞でしょうけど^^;。
今回オークションを開催したサザピースによると「美術史においてオークション中に作られた初の作品だ」と話しているそうです(--;。
デュシャンという芸術家が便器にサインして芸術だと主張したのもありますが、何でも芸術だと言い張れば芸術になるみたいな風潮はどうなのでしょう^^;?
過去に参加したデザインフェスタという芸術祭イベントでビニール傘にペンキをぶちまけて展示しているのを見たことがありますが、やっぱりそういうのを見ると芸術ってよく分からんですwww。
バンクシー作品バラバラ事件に関しては色々と疑問が残りまして。
バンクシーは作品がその後オークションにかけられることを予想していて2006年の時点で自動シュレッダーの装置を額内に設置していたというのですが、それが本当なのかとても疑わしいです^^;。
額縁内にシュレッダーが仕込んであったというより何らかのトリックなのではないかという見方もあるそうです。
余談ですが、バンクシーが事前に作品の額縁にシュレッダーを仕込んで上手く機能するかリハーサルしている動画があるのですが、そちらによると作品は全てバラバラになる予定だったようです。
ところが実際にオークション会場では作品の3分の2ぐらいが裁断されたところで止まっています(--;。
バンクシーは今回の”シュレッダーバラバラ事件”後に「破壊への衝動は同時に創造への衝動でもある(The urge to destroy is also a creative urge)」と語っているそうでして。
なんだかよく意味がわかりません・・www。
ちなみにThe urge to destroy is also a creative urgeとはピカソの言葉を引用したものです^^;。
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