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ネット配信も安泰ではない!ボクシング中継に「撤退説」が

 テレビのゴールデンタイムからボクシング中継が消え、インターネット配信が主流になって、何が変わったか。

 ファンからすれば、「手軽に無料で見られるものが少なくなった」と感じるかもしれないが、逆に言えば「売る」プラットフォームが増えたことで、ビジネスチャンスとしての動きも加速。AMAZONプライムビデオは、「ボクシング中継をもっと増やしたい」意向を出しており、そこで実現したのが10月13、14日の東京・有明アリーナ、2日間で世界戦7試合というイベントだった。これはテレビのゴールデンタイム予算では、まず実現しなかったものだ。LEMINO、U-NEXT、ABEMA、DAZN、FODなど多数の配信局がボクシング中継を行なっている現在、収益が増えたプロモーターは「好景気だ」と喜んでいる。

 その一方で、事情通や番組制作の関係者から聞こえてきたのが、配信局の「ボクシング中継の撤退説」だ。なぜ景気の良い話の裏でそんなことを言う人々が複数いるのか、今回もボクシングメディアが書かない話を6700字以上で届ける。


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