命
「命」
この漢字を深く考えたことはありますか?
語源などを調べたことはありますか?
「命」という漢字は、「生命」で使う場合が多くありますが、
「言いつける」「おきて」という意味もあります。
語源を辿ると「命」という漢字は、
「口」と「令」のふたつの字から成り立っているそうです。
「令」は上部が冠、下部は人がひざまずいている。
つまり、人がひざまずいて神意を聞くさまをかたどっており、
そこから「言いつける」という意味になったのだそう(命令)。
もうひとつの要素である「口」は、
「サイ」という「神に捧げる祝詞を収める器」の形を示す文字。
つまり、「ひざまずいて神意をきく人」「祝詞を捧げる」意味合い。
また、「命」には「合」と「叩」という字が入っています。
「合」は「命」を通して、人と神との「合一」を目指すこと。
「叩」は「人生」の中で、様々な艱難辛苦によって「叩かれ」ながら、自らを磨き上げていくこと(刀を叩いて硬くしていくように)。
いのちの「い」が「生く(いく)」「息吹く(いぶく)」 の「い」で「息」を意味し、「ち」は「霊」の意味とし た、生存の根源の霊力とする説。
「息の内(いのうち)」の意味とする説や、「生内 (いきのうち)」の意味とする説。
「息力(いのち)」を「命」の意味とする説など諸 説あるが、どれも違うけれど、同じような意味。
神から与えられた貴重なる「命(いのち)」。
天からの授かりものであることを感じつつ、
日々を大切に生きていきたい。
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