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ミニマリストでも歯ブラシは2本持つべき理由

ミニマリストとして「必要最小限の持ち物で暮らす」という考え方は魅力的です。

でも、健康に関わるものに関しては「少なければいい」というわけではありません。特に、僕が提案したいのは歯ブラシを2本持つこと

一見矛盾しているように思えるかもしれませんが、これにはしっかりとした理由があります。

種類の違う歯ブラシで磨き残しを減らす

歯磨きの基本は、「いかに磨き残しをなくすか」。

これが実現できれば、虫歯や歯周病を未然に防ぐことができます。

僕がおすすめするのは、毛の硬さやヘッドの形状が異なる歯ブラシを1本ずつ用意することです。

例えば、朝は柔らかめの歯ブラシで丁寧に歯と歯茎の境目を磨き、夜は硬めの歯ブラシで奥歯や歯間をしっかり磨く。

このように異なる種類の歯ブラシを使い分けると、歯全体に均等にアプローチできます

磨き方に偏りがなくなり、結果として歯の健康を長く保つことにつながります。

日本人は虫歯や歯周病が多いと言われていますが、その一因は「磨き残し」にあります。

朝と夜で使う歯ブラシを変えるだけで、その問題を大きく改善できるかもしれません。

タフトブラシ×1、歯ブラシ×1本の合計2本、あるいは、タフトブラシ×1、歯ブラシ×2本の合計3本でも良いかもしれません。

タフトブラシ×1、歯ブラシ×1本の合計2本の場合は、朝晩はメインを歯ブラシで磨いてサブでタフトブラシを使うイメージです。

歯の健康を軽視すると全身に影響が出る

歯を失うことが与える影響は、見た目だけではありません。歯が抜けることで噛む力が弱まり、消化器官に負担をかけたり、栄養バランスが崩れたりします。それだけでなく、歯周病は心疾患や糖尿病など、全身の病気につながるリスクもあるんです。

ある裁判では、「歯の価値は1本あたり100万円以上」という判決が出たこともあります。それだけ歯を守ることには価値があるということ。8020運動(80歳で20本の歯を保つ運動)を目標に、今から意識を変えてみませんか?

予防歯科の重要性

日本では「歯が痛くなってから歯医者に行く」という人が多いですが、それは問題の根本を解決するのではなく、応急処置に過ぎません。虫歯や歯周病は進行してしまうと、治療だけでは完全には元に戻らない場合もあります。そのため、日頃から予防を徹底することが大切です。

歯ブラシを2本用意することは、予防の第一歩。これがミニマリストの考え方と相反するように見えるかもしれませんが、実際には「持ち物を最適化する」という点で矛盾しません。歯の健康を保つための2本の歯ブラシは、むしろ必要最低限のアイテムと言えるでしょう。

歯ブラシ選びのコツ

2本持つ歯ブラシを選ぶときには、以下のポイントを意識してみてください。

  • 硬さの違い:柔らかめと硬めを1本ずつ。

  • ヘッドの大きさ:大きめは広い範囲を磨くのに便利、小さめは細かい部分に最適。

  • デザインや色:見た目で区別しやすいものを選ぶと管理が簡単。

また、定期的な交換も忘れずに。歯ブラシは1~2ヶ月で交換するのが基本です。

奇跡の歯ブラシ

奇跡の歯ブラシは、累計販売本数1,400万本を突破しています。

歯医者でも3000か所で取り扱われているようです(数字は、動画内の説明より引用)。
特殊形状で手間がかかっているため、価格は高めです。


タフト24

固めに設定されているので、ふつうを選びたいなら、MSかSが良い。

2年連続で「ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」に
2019年に続き、雑誌『MONOQLO』で「ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

https://tuft24.jp/history/#:~:text=2%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E3%81%A7%E3%80%8C%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88,%E3%81%AB%E9%81%B8%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82


ルシェロ P-20 M(ふつう)ピセラ

女性向けの歯ブラシなのでコンパクトだが、男性にも使える。先端がタフト形状になっている。
歯周病予防向け。

ルシェロ B-20との違いは、P-20が歯周予防向け、B-20が虫歯予防向け。

ルシェロ B-20Mピセラ

こちらも歯医者さんによくオススメされる定番の歯ブラシ。ルシェロ P-20との違いは、P-20が歯周予防向け、B-20が虫歯予防向け。

自分が、歯周病になりやすいか、虫歯になりやすいかを歯医者さんで教えてもらって、どちらが向いている方を使うのが良さそうです。

というのも口の中は、歯周病菌の勢力が強いか虫歯菌の勢力が強いかの二択であり常に戦いが起きているようです。口の中が決戦をやっているわけですね。

つまり「俺は虫歯にならないから大丈夫だ」と思っても、実は歯周病菌が虫歯菌に勝って支配しているだけという可能性があり、それはかなり恐ろしいことでもあります。

こういうことは義務教育で教えて欲しかったです。予防医療に国は力を入れるべきではないかと僕は考えます。

プラウト Plaut

定番のタフトブラシ。

Ci PRO FOUR


ライオン マキシマ 歯ブラシ DENT. MAXIMA

2.6mmの薄型ヘッド。

ミニマリストでも健康を妥協しない暮らし

ミニマリストの真髄は、物を減らすだけではなく、本当に価値のあるものを選ぶこと。その視点から考えると、歯ブラシを2本持つのは合理的な選択です。

健康は、失ってからでは取り戻せないもの。朝と夜で違う種類の歯ブラシを使い分ける習慣を取り入れて、歯の健康を長く守りましょう。ミニマリストの暮らしも、より充実したものになるはずです。

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