私の相棒、それが炭酸。／ワタシの一部 #5

　毎年、母方のおばあちゃん家で開催される年越しの集い。
　母方の祖父母にとって私は唯一の孫だから、周りは40代と70代の大人達のみ。平均年齢・約47.5歳の集団。
　皆んなで「乾杯！」は交わすけれど、皆は焼酎やノンアルコールを、私はジュースを楽しむ。
　孤独だ。私はまだ酔う権利を与えられていない14歳。酒は飲めないけれど、食べ物の好みだけ飲兵衛な14歳。今日も今日とて、酒のつまみを頬張る。

※ ノンアルコールなら未成年者でも飲めますが、1度飲んだところ正直微妙な味わいだったので、以降飲まないようになりました。

　そんな私の相棒こそが、炭酸飲料です。
　習い事の教室の近くの自販機で、初めて炭酸を飲んだときは強烈でした。
　口の中が一瞬パニックになったものの、その余韻たるや。
　確か、その時飲んだのはスコールでした。愛を感じた。

　以降、炭酸大好き人間になった私は、色々な炭酸飲料を仲間にしていきます。ファンタグレープ、メロンソーダ etc…
　中でも、オランジーナは格別でした。ジュースを飲んでいるはずなのに、寧ろ大人の味が感じられました。最近あまり自販機で見かけなくなったので、ちょっぴり寂しい。

　しかし、そんな私が今でも好きになれない、仲間にできない炭酸飲料がいます。
　それは、かの有名な、みんな大好きコーラです。
　コーラ好きならずして炭酸好きを語るな、という方もいるかもしれません。私もそう思います。笑
　私の父がコーラ好きなので、コーラは特段縁遠いもの、という訳でもないのですが、なぜか何度飲んでも好きになれないのです。1本丸々1人で飲み切れる気がしない。
　今年はコーラを飲めるようになりたいと思います。(と言っても、後半年も期間はないけれど。)

　将来、お酒が飲めるようになる日まで私の相棒は炭酸。
　これからも、宜しく頼もう。