売上を事前に把握する技術。
どうも!のぐちです。
先日とある所に、面白い立地の店舗を発見。
凄く欲しい物件なので本気で悩んでいます。
なぜなら、そこに出店すれば間違いなく儲かるからです。
でも、人も居なければ私の時間も無い。
かといって、私が他の仕事をほったらかしてでもやるべきことなのか・・・。悩みどころです。
さて!今回、私がどの様な方法で、出店場所を決めているのか?
ご説明していきます。
こういう事をやらないから、店舗ビジネスの人は
お店を作ったが、儲からずに辞めていく!なんて事になるんです。
今回のnoteが有効なのは
美容室、飲食店、エステサロン、小売店です。
早速いってみましょう。
1人口を確認する。
まず、最初に行うべき事は人口の確認です。
その地域に何人の人が居住しているのか?
確認します。
これは、ラッキーな事に役所が人口を把握しています。
市外地図を持って相談に行きましょう。
地図は200分の1くらいの地図が解りやすいです。
そして、その町を車で回りましょう。
そして、人口の密度のイメージを頭に入れましょう。
ポイントとして、みんなが使っているであろう
生活支線を見つける事が重要です。
環状線は出来るビジネスが決まっているので
サラっと流しましょう。
え?解らないって?
いろんな町に行って
こう感じた事はない?
「あ!この道、〇〇の道にそっくりだな・・・・。」
そういう事!
どのお店も「どういう道(立地)」に出せば儲かるか知っているの。
だから、日本全国どこにいっても、似たような街の作りになる。
だって、この方法を知っているのは毎回同じ大手だから・・・。
注意:あなたが中小なら大手と同じ事はできないよ。
2ライバルの把握をする。
次にライバルの数を確認する。
飲食店であれば、食べ物に関するお店をピックアップしていきます。
そしてこの段階では、支持人口を算出します。
支持人口とは、お店を支えてくれるであろう人口多さの事です。
支持人口の算出方法は
支持人口=商圏人口÷類似店舗
で算出する事が出来ます。
仮に例題で
1万人の都市があったとして
ライバルがいないのであれば
支持人口=1万人÷1店舗=1万
支持人口=1万人となります。
地図で表すと下記の様な感じ
あり得ないけどね・・・。w
では例題2
ライバルが居た場合。
支持人口=1万人÷4店舗ですね。
1万人÷4店舗=2500人なので
この場合の支持人口は2500名となります。
これを席数とかで換算すると
1席当たりの支持人口が出てきます。
とまぁ!こんな計算を後々します。
店舗を先に決定してはいけません。
我慢です。
我慢。
注意:支持人口は多い方がいい。
つまり、都会で人口が多いけどライバルが多すぎて、支持人口が少なりよりも、田舎で人口は少ないが、ライバルが少なくて支持人口が多い方が良いって事です。
3店の坪数や席数を決定する。
その町を見れば、平気的な支持人口はある程度解ると思います。
その情報を元に、
店の広さと席数、駐車場の数などを計算します。
みなさん、店の場所(店舗)から決めるので
知らないと思いますが
店の広さとか、席数、駐車場の数ってのは計算で出てきます。
①想定支持人口から席数を算出し
下限上限を計算します。
②席数から店舗の広さを算出。
これも、下限上限を決定します。
③この席数から駐車場の数を算出します。
注意:この時点でまだ、立地は決まっていません。
ちなみに、席数が決まると
回転率などを考慮して、売上を先に計算する事が出来ます。
最大公約数の〇割くらいで見ているといいでしょう。
(この割合は近隣のライバル店を調査しに行きます。)
ここで、初めて、まだ場所も決まっていないお店の売上計算が出来る
数字が集まる訳です。
4坪効率が算出
仮の売上予測が計画できるようになると、坪効率が計算できます。
この坪効率を上げていくのがあなたの仕事です。
例えば、スターバックスが坪効率を上げる為に行ったのは、ドライブスルーなどです。スーパーなら陳列棚をスタッキングで積み上げる事です。
坪効率が計算できると、人時生産性の計算や、全体利益率の計算ができます。成長していく為には
坪効率か、坪数の拡大しかありえません。
客数は増やせないんです。この話はまた別の時に・・・。
つまり、どのくらいの物量(金額)をこの店舗で回さないといけないのか?
何人必要なのか?
などなど、ココで解ってきます。
上記の条件(絶対利益率)を持って土地や、賃貸を探すのです。
絶対に妥協はしてはいけません。
中途半端な人って
妥協のプロなんです。
今回の開店決定のプロセスをアホと無感情経営論で比較しますと下記の様になります。
確認しているプロセスの違いが分かりますか?
アホの人は、悩んでいるだけで、何の数字の根拠もありません。
キチンとした根拠(仮説)を持って店舗づくりは取り組みましょう。
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