ほうれん草の致死量の話。
こんばんは、ゲンノウンです。 やっと涼しくなってきたと思ったら、台風が過ぎてまた暑さがぶり返し、外ではじんわり汗をかくことも。しかし秋は束の間。この貴重な季節を存分に味わっていきたいと思います。
さて、「食欲の秋」とはよく言いますが、好きな食べ物に関してはどの季節に食べても美味しいものです。僕は野菜の中ではとりわけほうれん草が好きでして、今日この夏に植えたほうれん草を収穫し、意気揚々とおひたしを作りました。完璧ではないものの、そこそこ美味しいおひたしが作れたので満足です。しかし、茹でて出汁にひたすだけなのに、こんなにも美味しくなるというのは不思議なものですね。
僕は多分小学生くらいからほうれん草が好きなのですが、一時期ほうれん草を避けていたことがあります。 というのも、多分ネットか何かで、「ほうれん草には毒があり、食べ過ぎると死んでしまう」という情報を得たからです。当時の僕にとって、それは青天の霹靂でした。ジャンクフードならまだしも、あの栄養満点皆の味方であるほうれん草にそんな一面が存在するなんて……、と。
まあ結果から言うとこの情報は嘘ではありません。ほうれん草には「シュウ酸」という物質が他の野菜よりも圧倒的に多く含まれており、それを過剰に摂取すると死に至るらしいのです。では気になるのはその致死量ですね。
「生で一キログラム以上、それも常習的に」 です。つまるところ、普通に茹でて食べる分には心配いらないということです。安心ですね。っていうかまあ、そりゃそうだ。
今日のほうれん草は時季外れの(試験的に植えた)ものだったのですが、これから旬に入りもっと美味しくなることでしょう。皆さんも、ほうれん草の毒素は気にせず、しっかり茹でて美味しく食べましょうね。それでは、おやすみなさい。