Dreams are in reality, reality is in dreams.
まえがき
自分語りがあるため、
苦手な方はこのまま閉じていただければ幸いです。
しかしながら、
僕らの日常のなかで少なからず感じる部分もあるかと思います。
それでは、少々お時間をください。
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僕らの夢と現実。
まさしく、
”夢は現実の中に 現実は夢の中に”
といった所だろうか。
新世紀エヴァンゲリオンのセリフから拝借しているが、
僕はこのセリフが大好きだ。
生まれてこの方24年、
何かのオタクじゃなかった年は数えるほどだろう。
僕の人生は常に何かしらの非日常に彩られていた。
それは時に漫画やアニメ、
そして、アイドルだったり。
決して手が届かない存在、
ある種、見果てぬ夢が傍にいてくれたからこその今だとも思う。
常にそこに全力だったし、生きる活力にもなっていた。
他人の悪意でよどんだ思春期までの僕を生かしてくれたのは、
他でもない非日常の存在たちだった。
今、大切な友人たちに囲まれ幸せな日々を過ごしているのも、
間違いなく現実という日々の中にある夢、
”非日常”のおかげだ。
皆さんはどうだろう。
仕事や学業を頑張る理由、日々を生き抜く理由には、
これらの夢を重ねている節があるのではないだろうか。
そして、先述にあるような友人たち。
これらの幸せは間違いなく、
現実の中にある夢が引き起こしてくれた奇跡。
夢の中にこそ隠れていた現実なのだ。
現実を悲観する人もいるだろう。
夢から醒めたとき、
時に現実は鋭利な刃物となり僕たちを切り刻む。
身近な例でいうのであれば、
好きだった声優やアイドルが引退したり、
何かしらのスキャンダルが発覚した時など。
こう考えてみてはどうだろうか。
僕たちの現実に夢をくれた人たちが、今度は現実に還る。
夢を与える側から今度は、
幸せという現実の中にある夢を与えられる側になる。
こう考えてみれば、
決してすべてを悲観する必要はないだろう。
例があまりに生々しかったが、
夢と現実は交互に作用しあうのだ。
夢のギブアンドテイクといった所だろうか。
さぁ、思う存分に現実の中にある夢を堪能しようではないか。
そして夢の中にある現実を勝ち取った時、
僕らは本当の意味で幸せに一歩近づくのだろう。
あとがき
対面お話会やライブなど、リアルのイベントが盛んになった今だからこそ考えていたことを書いてみました。
僕たちが愛する人たちは確かに現実に存在しているものの、
手の届かないある種の夢なのではないか。
そうだとしたならそれはあまりにも儚すぎる。
どうか意味のあった特別な時間であってほしいという、
1人のオタクなりの祈りなのかもしれません。