マクロビオティック ?? なんじゃらほい。
マクロビオティックと出会ったのは私が小学生のときでした。
私の父の友人が健康学園という毎年夏に子供達を集めて玄米食をベースに
正しい食事のとり方を指導するというサマーキャンプみたいなものを1週間くらいお寺を借りてやっていました。
この父の友人なのですが、桜沢如一(マクロビオティックを世界に広げた提唱者で海外ではジョージオーサワと呼ばれています)の弟子の1人だったそうで食に関しては厳しい指導をしていたのを覚えています。
この健康学園に参加して私は初めて玄米を食すことになりました。
私の家庭では普通に白米がベースでどこの家庭にでも出てくるおかずでしたのでここでの食事は毎回驚きの連続でした。
特に印象に残ったのは腐った匂いのする沢庵です。何故こんな臭い沢庵を
食べるのか?といった疑問が湧きました。
正直その時は食べれなかったのですが。
今となってはガンとの闘病生活のなかでこの腐った?沢庵は毎回の食事に
欠かせない存在となりました。この沢庵はたっぷりの乳酸菌が含まれているので整腸作用があるといわれています。
普通、沢庵って甘いですよね。たっぷり砂糖が使われているので食堂などで丼物など注文するとついてきます。
ですがこの健康学園では砂糖は一切使いません。マクロビオティックでは
砂糖は禁物です。
この健康学園で習ったことはいろいろありましたが、重要なのは以下の3つ
です。。
1.土地のものを食べる
マクロビオティックで大切なことは「土地のものを食べる」ということ
です。野生の動物も同じで、その土地で生活するのですからその土地で
できたものを食べるということが、生物の一つの基本になっています。
日本では日本のもの、また日本といっても北海道と沖縄では違うわけ
です。
欧米では土地の食材しか使わないレストランをたまに見かけました。
お店から半径200マイル、半径300km内の食材しか使わないと
いうのが宣伝になるそうです。
2.四季のリズムを知ること
日本には春夏秋冬という四季がります。夏には夏にできるものを、冬に
冬にできるものを食べることが自然なんです。
スーパーマーケットに行きますと一年中トマトやキューリが売られて
います。本来トマトやキューリは夏にできるものです。夏にできる野菜
は水分をたっぷり含んでるので体を冷やす働きがあり、冬にできる野菜
は体を暖めてくれる働きがあります。
3.歯の形で穀物、野菜、肉類のとり方のバランスがわかる
普通、我々の歯は大体平均して32本あります。奥歯が20本、これは
穀物を嚙み砕く歯です。前歯が上下4本ずつで8本、これは野菜用。
そして犬歯が2本ずつで4本、これは肉類用です。ですのでライオンや
トラなどの肉食動物は必ず犬歯という尖った歯が多いんです。
奥歯(穀物用)20本、前歯(野菜用)8本、犬歯(肉類用)4本
比率にすると 5:2:1 になります。
主食(穀物)100に対して副食(野菜+肉類)60というのが基本になり
ます。
ですのでマクロビオティックというのは菜食主義ではありません。
基本的には自分が住んでる地域で四季に応じて採れるものをバランスよく食すといことです。