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【第76回阪神ジュベナイルフィリーズ】ルメール騎手騎乗馬を調べてみた【ブラウンラチェット】

どうも、ゲンコツでございます

先週末チャンピオンズCでミックファイアに騎乗したルメール騎手ですが、
枠はこのコースで致命的に不利な外枠、さらにスタートで出遅れてしまい、
最初から最後方待機で直線だけの勝負に徹したアーテルアストレアとは違い、
馬群から離れた後方でレースをするとはルメール騎手でも思っていなかったでしょうし、
この展開では誰が騎乗してもなすすべはありませんでした...

そもそも今年(いや例年かも)チャンピオンズCの出走馬の多くが、
枠順や展開で誰が騎乗してもどうしようもないレースのような気がします

大外枠のガイヤフォースはずっと外を回されて最下位に終わってしまいましたが、
内を通らないと勝負にならないコースに他馬も進路を譲るわけがありませんし、
そもそも巨漢馬でワンターンが得意な馬が、内に潜り込むような器用さもないですし、
キレがある馬でもないので、後方から脚を溜めることもできませんので、
不当に長岡騎手が叩かれるのはどうかなと思います

このコースは外々を回すよりも内で脚を溜めないと伸びないことは、
どの騎手も理解しているとは思うのですが、
それでもフェブラリーS覇者で、前走南部杯でレモンポップを苦しめたペプチドナイルに騎乗した藤岡騎手、
サンライズジパングに騎乗した武豊騎手や、セラフィックコールに騎乗したクリストフ騎手といった名手でも、
馬の特徴や枠順で外々を回さないといけない展開を読めなかった自分の甘さとしかいいようがありません
(ただサンライズジパングセラフィックコールが、脚を溜めたらどこまで伸びるのかも見たかったです)

一方で2着のウィルソンテソーロ、3着ドゥラエレーデは内で脚を溜め、
このコースに適した騎乗ができたものの、
それを引き換えにウィルソンテソーロは追い出しが遅れたことで、
レモンポップにギリギリハナ差及びませんでした

レモンポップは最後の力を振り絞って精神力でハナ差凌ぎましたが、
普段は馬なりで本数をこなす田中博康厩舎の調教スタイルを、
1週前、最終追切で強めに追って調教スタイルを変えてきたことを不安だと追切チェックでは判断しましたが、
むしろ完成された名馬の引退レースでは勝因だったのではないでしょうか

昨年と同じ1~3着まで決まり、勝負追切を読めなかった私は今になってもかなりへこんでおります
ひさしぶりに競馬やめようかと思いましたが、
今週は大好きな香港国際競争がありますので、まだまだ頑張りますよ‼


ここから今週行われる阪神JFの話題に入ります

今回も阪神JFの前にもう一度ルメール騎手自身と、
ルメール騎手が騎乗するブラウンラチェットについて調べ直し、
好走できるのか否かを考えていきますので、
今回もよろしくお願いします

※ちなみに調べていくにつれ、これまで知らなかったことがイロイロ判明し、私も非常に勉強になりました‼

※データ参照サイト
https://umarengod.com/index.php
http://xweb.in.arena.ne.jp/index.html
毎回頼りにしており、運営していただいて本当に感謝しております‼


【ルメール騎手のコース相性】

まずルメール騎手の京都芝1600mとの相性について調べてみました

今年は阪神芝1600mではなく、京都芝外回り1600mで行われますので、
同じコースで行われたマイルCSの回を参考にしていただけると助かります

阪神競馬場改装による京都競馬場の10月~12月のロングラン開催ですが、
芝A→B→Cコースまで推移し、ちなみに来週から年内最終日までDコースで行われます

秋の京都芝コーススケジュール
出走表にもしっかり表記してほしいです

Cコースになって前残りが目立つようになりましたが、
チャレンジCのようにハナ争いに加え、先行馬の仕掛けが早くなれば、
差し、追込みが届く馬場ですので、
結局はペース次第といったところになりそうです

~ルメール騎手はやっぱり謎馬場に弱い⁉~

ルメール騎手の改装後の京都芝コースの成績

マイルCSの時と同様に、ルメール騎手の京都芝コースでの成績一覧を季節ごとに色区分けしましたが、
明らかに謎馬場になっている秋の開催後半の成績が良くありません

特に今年はロングラン開催で余計に謎馬場化が進んでますので、
馬質が抜けていないとルメール騎手も苦労していることがうかがえます

菊花賞以来GⅠどころか、翌週のアルテミスS以降は重賞を勝てず、
3着1回のみで人気を裏切り続けており、明らかに昨年よりリズムが悪いルメール騎手ですが、
アルテミスSを勝利したブラウンラチェットで連敗を止めることができるのでしょうか


【ルメール騎手の騎乗馬について】

次に阪神JFで騎乗するブラウンラチェットについて調べてみました

ちなみに新馬戦注目馬紹介の記事でも取り上げてますので、
よろしければご覧ください

~前走アンタレスSの内容~

国内無敗、ケンタッキーダービーで3着、BCクラシックで3着と、
世界の強豪ダート馬と真っ向勝負しているフォーエバーヤングの妹ですので、
この馬は新馬戦では調教の動きと相手関係で力が違ったうえで快勝しましたが、
アルテミスSは兄同様ダート寄りではと疑われて、3番人気になっていました

私は新馬戦のタイム、未勝利戦の快勝っぷり、この世代活躍馬が多いモーリス産駒のシホリーンが本命でしたが、
外から1番人気のカムニャックに直線で外からマークされて、
馬群からずっと出すことができず力を出せなかったの対し、
その内の1列前にいたブラウンラチェットは、隣にいたキョウエイボニータの手応えが怪しくなるのを見て、
残り300mから追い出し、最後は逃げたミストレスに0.2秒差付けて勝利と、
シオリーンを買った自分としては展開に恵まれただけと一度は片付けました

ただブラウンラチェットの上がりが33.3秒は、
実は昨年勝ち馬で今年のオークス、秋華賞を制したチェルヴィニア
昨年の牝馬3冠リバティアイランドと同じ上がりタイムを出しており、
フォーエバーヤングがリアルスティール産駒、この馬がキズナ産駒ですので、
父と性別が違うだけで適性がガラッと変わるのかと一瞬思いましたが、
私はフォーエバーヤングについて、この馬は芝でも強いのではと書いていたことを思い出したのも後の祭りでした

ただし気を付けなければいけないのは、
残り200mでようやく馬群が空いて追い出すのが遅れたチェルヴィニア
ラヴェルよりも仕掛けが遅れたリバティアイランドとは違い、
この馬は前々で押し切る王道のレースでしたので、
この2頭よりも完成されている反面、展開や馬場次第で他馬に差されることも頭に入れておく必要があります

~キズナ産駒の距離コース別実績~

京都芝1600m種牡馬別成績
キズナ産駒の京都芝1600m成績

ブラウンラチェットの父であるキズナ産駒を調べてみると、
勝利数2位ですのでまあまあ良さそうですが
謎馬場と言われる秋の後半での成績が、昨年に続き今年も非常に良くありません

フォーエバーヤングの妹ということで、パワーの要る馬場が得意ではというイメージが浮かびますが、
やはりキズナ産駒の牝馬で早い時期から活躍したといえば、
ファインルージュ、マルターズディオサを思い浮かびますが、
高速馬場〇、休み明け〇、距離延長△、トライアル>本番というイメージがありますので、
この馬も例に違わないような気がしますがどうでしょうか


【まとめ】

アルテミスSでの完成されたレースっぷりと手塚厩舎の関西遠征も不安がありませんので、
この馬を軸で狙うのは無難だとは思われますが、
ルメール騎手、キズナ産駒ともに、いまの京都芝コースの謎馬場適性があるようには思えません

ただ競馬は勝ち馬を当てなければいけませんので(私が最も苦手なことです(苦笑))、
アルテミスSで力を出し切れなかった馬の巻き返しや、
実はこのレースよりも他の組の方がレベルが高いかどうかを、
これからじっくり考えたいと思います


今回もご覧いただきありがとうございます
それでは次回の記事でまたお会いしましょう


みんなでいい週末を過ごせますように‼

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