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【第76回朝日杯フューチュリティS】ルメール騎手騎乗馬を調べてみた【アルレッキーノ】
どうも、ゲンコツでございます
前回の日曜は今年最後の有休を使って、
新馬戦、阪神JF、香港国際競争を戦いました
詳細は次の新馬戦の記事で書きますが、
まずは幸先のいいスタートを切りましたhttps://note.com/genkotsu1979/n/ne48b4f047d8c
この🎯の勢いで香港ヴァーズ、阪神JFも当てるぞと思いましたが、
香港国際競争は香港スプリントのみ🎯(しかも安~い)、
日本馬を応援した香港ヴァーズと香港マイルと香港カップはハズレ、
しかも荒れたのが香港ヴァーズだけでは、
海外競馬は荒れると意気込む穴党には地獄しかありません
特に応援していたジャンタルマンタルの惨敗には肩を落としましたが、
熱発明けから立て直しての海外競馬は並大抵ではないを思い知りました
この馬とNHKマイルCで争ったアスコリピチェーノはまだ強いと思ってますので、
この2頭は来年は立て直せることはできるのでしょうか
それにしても香港スプリント馬カーインライジング、
香港マイル馬ヴォイッジバブル、
香港カップ馬ロマンティックウォリアー、
3頭とも非常に強い勝ち方で、
特に安田記念でボロ負けしたヴォイッジバブルは別馬のような逞しさで、
安田記念で狙って今回消した自分を嘲笑うような勝ち方で、
ロマンティックウォリアーだけでないことを証明するためにも、
来年も日本に挑戦して欲しいと思いました
https://note.com/genkotsu1979/n/n17040fd50f1
ここからは阪神JFを振り返ります
阪神JFの馬体重発表でブラウンラチェットが▲12㎏と発表されて、
陣営もファンもさすがにこれは厳しいなと思ったはずです
調教後馬体重と当日の馬体重が同じなら、
手塚厩舎も馬体の維持に努めてたとは思いますが、
これでは帰厩後から調子が悪かったとしか言いようがありません
追切チェックの時点から不安だと発表しましたが、
元々ルメール騎手騎乗馬の記事の時点で、
ルメール騎手とキズナ産駒はのいまの京都芝の謎馬場適性とフィットしていないと書きましたが、
同じキズナ産駒のショウナンザナドゥやミストレスも最後粘り切れませんでしたので、
あながち間違っていなかったといえるわけです
ブラウンラチェットのレース内容ですが、前走アルテミスSと違って、
手応え悪く、しかも掛かってしまい、しかも勝負所で鞭を入れてもついて行けないという、
消した私が言うのもなんですが、こんな見どころのない負け方は見たくありませんでした
次走はどこを使うかはわかりませんが、キレイな馬場なら見直そうと思います
先週に続きルメール騎手騎乗馬の見どころがありませんので、
私の予想と反省について書きたいと思います
予想記事ではビップデイジーをジョーカーとして取り上げました
パドックでは気性が悪いところをみせず、堂々としっかり歩く姿を見て、
アタマはこの馬とコートアリシアン、妙味ならこの馬の単勝と思いましたが、
外にちょっと弾かれながらもさらに伸びるところから追い込んできた、
アルマヴェローチェとの追い比べに負けてしまいました
この馬はアルマヴェローチェと違い、荒れた謎馬場の内を走らされましたが、
サトノダイヤモンド産駒らしく荒れ馬場を苦にせず力強く走り、
直線に入って下り坂の加速を削がないように、外へ外へ持ち出す幸騎手の騎乗は神騎乗だと思います
今後クラシックやGⅠでここまでお膳立てされた舞台はめったにないだけに、
ここで勝利してサトノダイヤモンド産駒初のGⅠ勝利が見たかったですね(泣)
一方で高評価馬にしたコートアリシアンは、
出遅れて最後方に近い位置、直線では荒れた最内から中へ入るも、
そもそもふらついていましたし、行くとこ行くとこブレーキ踏んでいましたので、
長くいい脚を使える馬ではない馬が、さらに荒れた馬場の時点でマイナスでした
むしろ桜花賞が行われれる阪神外回り芝コースが楽しみで仕方ありませんので、
今日負けた分は香港で乗れなかった菅原明良騎手と一緒に取り返してもらいますよ‼
ビップデイジーもテリオスララを評価していたのに回収ゼロでは、
先週のチャンピオンズC同様、私のセンスのなさを露呈してしまいました
🎯できるチャンスを逃すとなかなかやってこないのが穴党の宿命ですので、
せめてワイドだけでも買えなかったかと後悔しています
(ウマニティ予想コロシアムでは買っていたのに(泣))
謎馬場パワーで朝日杯も荒れそうな気がしますので、
これが今年最後の荒れるチャンスだと思い、覚悟を決めて臨みたいと思います
ここから今週行われる朝日杯FSの話題に入ります
今回も朝日杯FSの前にもう一度ルメール騎手自身と、
ルメール騎手が騎乗するアルレッキーノについて調べ直し、
好走できるのか否かを考えていきますので、
今回もよろしくお願いします
※ちなみに調べていくにつれ、これまで知らなかったことがイロイロ判明し、私も非常に勉強になりました‼
※データ参照サイト
https://umarengod.com/index.php
http://xweb.in.arena.ne.jp/index.html
毎回頼りにしており、運営していただいて本当に感謝しております‼
【ルメール騎手のコース相性】
まずルメール騎手の京都芝1600mとの相性について調べてみました
今年は阪神芝1600mではなく、京都芝外回り1600mで行われますので、
同じコースで行われたマイルCS、そして先週の阪神JFの回を参考にしていただけると助かります
※さすがにしつこくなりますので、もうリンクは貼りません(笑)
阪神競馬場改装による京都競馬場の10月~12月のロングラン開催ですが、
今週からついに芝(A→B→C→)Dコースまで推移し、年内最後まで行われます
ただ幅員の半分以上が荒れて謎馬場化された状態では、
Dコースになっても荒れた部分はカバーできないでしょう
正直馬場が荒れていない位置はほとんどないといえますが、
阪神JFでスリールミョンに騎乗した永島まなみ騎手が覚悟を決めて通ったところから外になりますので、
大外から追い込んで5着になったとはいえ、それでも最後は内によれてますので、
荒れていない外でもパワーが必要な馬場であることは言うまでもありません
~繰り返す!ルメール騎手はやっぱり謎馬場に弱い⁉~
エリザベス女王杯、マイルCS、そして阪神JFでもお伝えしましたが、
ルメール騎手は明らかに謎馬場になっている秋の開催後半の成績が良くありません
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土曜のリゲルSで勝ったじゃないかと反論されるかもしれませんが、
勝ったシャドウフューリーの父はイスラボニータですが、
イスラボニータ産駒は京都芝外回り1600mではエンマレベルの強さです(ココで桃鉄の例え(苦笑))
ちなみに日曜の最終レース芝1200mでもイスラボニータ産駒は勝利し、
ついに内回りでも手が付けられなくなっています
(4番人気、しかも鞍上がコース慣れしていない木幡初也騎手)
あのルメール騎手でも馬に助けられた可能性は否定できませんので、
一般に言われる馬7:騎手3を、ルメール騎手は馬以上に引き上げるの腕があるとはいえ、
いまの謎馬場ではルメール騎手をそこまで意識しなくてもいいのではないでしょうか
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※マイル以下なら常に警戒は必要です
【ルメール騎手の騎乗馬について】
次に阪神JFで騎乗するアルレッキーノについて調べてみました
まずアルレッキーノについてですが、
母オークス2着のチェッキーノで、ノッキングポイント、チェルヴィニアを産み出し、
繁殖牝馬として最高のスタートを切りました!
アルレッキーノは東京芝1800mの新馬戦で、
あの東スポ杯2歳Sを勝利したクロワデュノール相手に逃げましたが、
常に目標にされてしまい、直線で競り負けて2着に敗れましたが、
1:47.1という新馬戦にしては好タイムで、3着以下を引き離しましたので、
次走新潟芝1600mの未勝利戦では2着以下に1秒以上差を付けての大楽勝‼
しかも逃げて1:33.3とこれまた優秀なタイムでしたので、
重賞のサウジアラビアロイヤルカップでも期待されたのですが...
~前走サウジアラビアRCの内容~
アルレッキーノ今後のことを考えてか、ルメール騎手は初めて控えるレースを試みました
その内では手応えが良すぎて抑えるのに必死な佐々木騎手騎乗のアルテヴェローチェがいましたが、
この瞬間だけならアルレッキーノが勝つなと誰もが思うはずです
しかし4コーナーで仕掛けて、先頭集団に取り付こうとしているルメール騎手とは対照的に、
肩ムチは入れてますが、スゥーと上がっていくアルマヴェローチェを見て、
私はまさかとは思いましたが、
直線では追ってもそれほど伸びず、ムチを入れても限界だったアルレッキーノに対し、
残り400mから追い出され、残り200mでムチを入れて加速してまとめて差し切ったアルマヴェローチェ
その差は0.3秒とはいえ決定的な差だったと思います
陣営もさすがに敗因を理解しているようで、
もうお付き合いせずマイペースで逃げないと力を出せないと思っているようですが、
果たして逃げに戻すのはいいとして、いまの京都芝コースで逃げ切ることができるのでしょうか
~ブリックアンドモルタル産駒の距離コース別実績~
アルレッキーノの父であるブリックアンドモルタル産駒を調べてみると、
京都芝1600mの成績がなんと02131、なんとまだ勝っていません‼
今年デビューしたこの産駒は大不振ですし、
この産駒は活躍馬とそうでない馬の差が激しいですので、
その他大勢の馬たちが足を引っ張っていると思われる方もいると思いますが、
3歳以上の京都芝コースすべてのレースを調べてみても以下の通りです
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様々な人気馬が見事に返り討ちにあっており、
この産駒の2歳での代表馬ワンモアスマイルも、紫菊Sでビップデイジーに敗れましたので、
ブリックスアンドモルタル産駒はトリッキーな京都コースは合っておらず、
狙うなら芝もダートも東京コースでのキレ味勝負が向いてそうです
(新潟芝1600m中京芝2000mも好相性で、左回り巧者ですか⁉)
【逃げるルメール騎手はどうなの?】
このままだと今週もルメール騎手は厳しいのではないかという結論を出す前に、
もしルメール騎手がアルレッキーノで逃げた場合ってどうなのかが気になりましたので、
重賞でルメール騎手が逃げ切ったレースを調べました
ルメール騎手が逃げてインパクトが絶大だったレースが3つあります
①2023年菊花賞ドウレッツア
不利な大外枠を克服するためか、スタートで逃げて内埒沿いを確保し、
その後マイペースで逃げて、他に逃げたい馬を行かせて控え、
直線で先頭に立って押し切りました
(この説明だけでは訳がわかりませんので、ぜひ動画で確認してください)
②2019年ターコイズSコントラチェック
前走秋華賞で控えて惨敗したことを反省し、
テンから飛ばして離して逃げて、道中息を入れた後直線で突き放しました
③2016年NHKマイルCメジャーエンブレム
前走桜花賞で控えて(以下略)
2着は後方で脚を溜めていた馬が迫る程、道中息を入れない厳しいペースで逃げ切りました
アルレッキーノが逃げて楽勝した新潟マイルの未勝利戦と、
阪神JFのラップを確認すると、
新潟未勝 1:33.3(12.8-10.9-11.8-12.0-12.1-11.4-10.8-11.5)
阪神JF 1:33.4(12.1-10.6-11.5-12.3-12.0-12.0-11.5-11.4)
勝ちタイムは変わらなくても、そもそもコース形態は違いますし、
あと馬場状態が全く違うので比較するのは難しいですが、それでも比較していきます
新潟未勝利戦は前半1000m59.6秒に対し、阪神JFは58.5秒ですが、
阪神JFで行われた京都外回りコースは、道中急な上り坂と下り坂があり、
上り坂でペースが落ち、下り坂で加速するはずのところで、
下り坂でもペースを抑えていますので、
逃げ先行馬もラク、追走する側もラクだったでしょうから、
上位3頭が芝1800mだった馬が力を出せたのではないかと思うのです
ルメール騎手なら溜めて逃げても捕まることは理解しているはずで、
アルレッキーノの新潟未勝利戦は、スピードの違いで逃げただけの大楽勝でしたので、
阪神JF以上のペースで逃げることはたやすいはずで、
スタートから離して逃げて、上り坂のところはペースは落ちますが、
下り坂から直線にかけてまたリードを広げる逃げを打つと予想します
あとは馬がルメール騎手の期待に応えられる走りができるかどうかでしょう
【まとめ】
いまの京都芝コースの謎馬場は人馬とも厳しい馬場かもしれませんが、
めったにしないルメール騎手が逃げると決めた時は、単勝複勝回収率が良いと言われています
阪神JFは道中が緩んだことで距離適性長めの馬が好走しましたが、
朝日杯はルメール騎手の逃げなら道中緩むことはないと思いますので、
アルレッキーノの逃げ残りを気にしつつ、
厳しい流れに追走できて、さらに直線で脚を使える馬がいるかを探したいと思います
今回もご覧いただきありがとうございます
それでは次回の記事でまたお会いしましょう
みんなでいい週末を過ごせますように‼