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134.営業中、あえて他社のことは話さない
お疲れ様です。
営業トレーナーの坂山一哉です。
今日も読んでいただきありがとうございます。
営業!
自社の製品を購入して欲しいんです!
でも購入してもらうためには沢山の壁が。。。
特によく似た製品が既に採用になっているとなると
どうしてもその採用になっている製品との比較などが
必要になることも・・・
でもここで敢えて言いたいのは
こちらから他社品の名前を出す必要は無いんです。
よくこんな光景を見ました!
「今お使いの○○社の△△ですが・・・」と
自社製品をよく見せるために、
敢えて他社製品と比較を始める!
これって私はとても危険であると思う。
何故危険か?
完全に勝てる環境であるのなら、
早速の比較は大丈夫だと思う。
でもすでに顧客が使っているということは
そこに多くのメリットがあり使っている。
そこを打ち砕こうと比較にいくと
逆に打ち返されることが多々ある。
そして打ち返されたなら・・・
他社製品はやっぱり良いんだ!って
顧客の印象がさらに高くなる。
そう、他社製品を持ち上げて
他社製品を宣伝していることにも
なりかねない。
ではどうするか?
まずは自社製品をきっちりと紹介&説明する。
これに徹することが大事。
ここで勘違いされるのが、
自社製品のメリットを伝えることは
「ええことばかりを伝えるよね!」って
言われるのが怖いんですと言われる。
いやそれは、ええことばかりを伝えるからでしょ。
自社製品にはええとこも悪いこともあるはず。
いわゆるメリット・デメリットをきっちりと伝えること!
これが一番大事なのです。
すると顧客からは、
「ところで△△を使っているんだけど
何か違いを教えてくれる?」などと
聞かれるのです。
こうなった時に、比較をすれば良いのです。
(当然比較材料はもっていますよね)
顧客は営業に何を一番求めているか?
自社製品をきっちりと説明できること
まずはこれです。
メリット・デメリットも含めて
自社製品をきっちりと説明ができない営業マンを
信用できますか?
採用して欲しい!
その一心で他社製品との比較を急ぐことないですよ。
ただし、最近の製薬会社は製品の説明もかなり
規制が厳しくなりました。
ここでその規制の内容を書くわけにもいかないですが
簡単にいうと、科学的根拠に基づいた説明でないと
してはいけない。
いわゆる公に公表されているデータなどを用いるしかない。
なので他社との比較なんて簡単にできない状況です。
でもこういう状況だからこそ、
自社製品を「きっちりと説明する・できること」が
大事なのではないでしょうか?
それが出来る営業マンが一番信頼されるのです。
他社気になりますよね。
でも一番に自社を気にして、
自社製品を愛して説明してください。